※史実での于禁はこちら
概要
プロフィール
名前 | 于禁(于禁) |
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字 | 文則(ぶんそく) |
登場ナンバリング | 『7猛将伝』~ |
勢力 | 魏 |
所属軍 | 曹操軍 |
CV | 宮内敦士 |
得意武器 | 三尖刀 |
一人称 | 私 |
呼び方 | 貴殿(目上)、お前(目下、敵)、皆(複数人)、〇〇殿(目上)、〇〇(目下) |
『真・三國無双7猛将伝』より無双武将として初登場。モブでは『1』からいる。
モブ時代では「俺様がブッ飛ばしてやるっ!」「負けねえからな」など脳筋なセリフ全開でオカマ言葉を使ったこともある。
4では龐徳の奮戦と対比するためか「捕虜になるか」と言うへタレ扱いをされた。
7無印では、将星モードで龐徳との特殊会話があった。
人物像
容姿
みるからに厳しそうな顔。細く鋭い目と眉間のしわが特徴の、精悍な顔立ち。
身長は現時点で公表されていないが、他武将と比較すると190cm以上あるのは間違えなさそうだ。
衣装は黒基調で、彼の厳格さを表すかのように殆ど露出していない鎧を着用。頭には簪のついた帽子をつけている。
性格
謹厳実直を持った冷静な武将。性格は厳格の一言に尽き、自他共に厳しく不正を許さない。
「厳格」「厳粛」「厳正」など、とにかく「厳」の付いた言葉を多用する。
同じく堅物な人物である諸葛誕と比べると、兵や民に慕われる諸葛誕とは逆に恐れられている。
ブレない人物でもあり、宴席の場でも冷静で真面目。自分の堅さに対して自覚は十分あるようで宴の場でも自身がいると「場が堅くなる」という理由で出席せず、外から見ている。
活躍
武勇に優れた武将で魏の五大将軍に数えられる。いかなる状況でも冷静に戦局を見極め、魏軍を幾度も勝利へ導いた。兵には恐れられているもののそれ故に、彼に逆らう武将は少なく、兵の士気を上げることもある。
交友関係
曹操
于禁の真面目で頑固なブレなさを認めており、
「彼の謹厳実直さなくして今の自分は無かった。」と賞賛された。
バトルスタイル
三尖刀を使用。刀という文字があるが使い方は戟に違い。オーソドックスなモーションでスピードもまあまあなため初心者でも使いやすい。また、自身の体を回っている玉がある際、特定のチャージ攻撃を行う事で様々な効果が出る。
固有モーションでは十字型の衝撃波を飛ばしたり、落雷する攻撃を仕掛けたり、火柱をだすなど幅広い攻撃を仕掛ける。
シリーズでの傾向
『7猛将伝』魏のアナザーIFの樊城のシナリオで活躍。史実とは違い、投降しようとする兵に激を飛ばし、呉と蜀を仲間割れさせることに成功(このシナリオでは呉は日和見したあと蜀側についている)
しかし、無印ではモブだったため史実ストーリーの樊城の戦いでは救援に失敗すると投降する。(無双武将への昇格により猛将伝では命惜しさに降伏したではなく、兵士の安全を考えた上での降伏に変更されている)
麗人捜索戦では蔡文姫探しに付き合わされて呆れている。
呂布勢力シナリオで、『曹操軍』と対決する時はほぼ登場する。
『8』では黄巾の乱の時点で鮑信と共に小沛を防衛する将として登場する。官軍側のシナリオでは彼を救出することで、張角を撃破するまでの間ずっと護衛してくれる。例え遥か南中まで寄り道しようとも…。
鮑信戦死後、曹操の徐州侵攻直前に楽進の推挙で馳せ参じ、以後は曹操軍の将として活躍する。そして樊城の戦いでは、遂に于禁の投降がムービーで描かれることとなった。
関羽による水攻めを受け絶体絶命の状況下、于禁を慕い抗戦を主張する兵士達を他所に、彼は関羽へと降伏を申し出る。兵士達に失望され、魏将達の落胆の中でそのまま物語から消えてしまう。
ただし、この降伏には彼の思惑があり、関羽のEDや降伏後に援軍に訪れた賈詡の台詞の中で匂わされている。于禁のEDにて明かされ、樊城の戦いの落とし穴を警戒した彼が、曹操の天下を遠のかせるわけにはいくまいと『関羽の義に篤い性格を利用し、降伏した我らに兵糧を分け与えさせることで、兵糧に窮し焦って出てきたところを夏侯惇らが討つ』ことを次善の策として曹操に独り提案していたことが判明する。謹厳実直な于禁だからこそ誰も策だと気づかないとしながらも、流石の曹操も「だが、おぬしの名声は地に落ちよう」と酷く焦り、樊城への于禁の出立時も「懸念が杞憂となることを願っている」と不安を覗かせている。しかし、于禁の警戒通り予期せぬ水攻めにより状況は絶望的となり、彼は次善の策を実行することになってしまう。結果、彼の目論見通り、関羽は食料に困窮し、樊城を放棄したところを討たれた。
一方で、唯一真意を知る曹操が樊城戦直後に亡くなってしまったことから、曹操の言葉通り于禁の名声は地に落ちてしまった。魏に帰還し、曹操の墓参りをする于禁の元に現れた曹丕にも「あの世の父に名誉の回復でも願いに来たか?」と皮肉をぶつけられてしまうが、于禁が罰を求める厳格な態度を崩さなかったのを見て、「于禁よ、大義であった。父に代わって礼を言おう」と言い残し去って行った。それは于禁の真意を察した労いなのか、はたまた裏切り者との決別なのかは語られぬまま、于禁の物語は幕を閉じるのだった。