この記事には、シナリオイベント『ソラノトビラ』におけるネタバレを含みます。
概要
それは唐突に起こった。
ラブライブ!とグランブルーファンタジー、人気コンテンツ同士のコラボイベントである『ソラノトビラ』は、多くのファンの期待を背負いながら開催された。
μ'sのメンバーが主人公一行とともに、訪れた街の問題を解決するために奔走する中、矢澤にこは一人街へ飛び出す。
街を徘徊する中で、スクールアイドルとしての活動を見た少女に出会う。「大人になったらにこちゃんになりたい!」と言った少女の期待に応えるため、にこは一人踊り始める。
踊り終わった直後、にこを多くの魔物が襲う。にこの外出に気づいた仲間達が追いかけてくるが、それでも間に合うかどうか。絶体絶命のピンチに……。
「ファランクス!」
そう叫んだ直後、にこの周りを青い防壁が包み、魔物の攻撃を防ぎきってみせた。
これが、ファランクス矢澤の誕生の瞬間である。
真面目な話
「何で一般人であるはずの彼女がファランクスを!?」と思うかもしれないが、この出来事の前に3年生チーム全員でアテナから教えを受けており、これをダメ元で実践した形となる。
(実演をしたのはジータだが、試練を与えたのはアテナ本人である)
ちなみに使用は上述の一度きりでは無かった上に、実際の戦闘中でも第4アビリティ「心のメロディ」でファランクス同様にダメージカットのアビリティを使用できる。3人で使うからか、後述の果南のものよりも強力(40%)である。
(第4アビリティ解禁には、イベントのエンディング到達が条件となる)
余談
シリアスな展開の中の突然のファランクスであったため、きくうし様達に大きな衝撃が走ったのは言うまででもなく、Twitterのトレンド入りを果たした。
また、ワンパンや圧倒的スパルタ不足故の全滅が日常茶飯事なグラブル上級者ネットワークでは、「矢澤にこがファランクスを使えるのにお前らは…」的なツイートがメチャクチャ見られた。
改めて、ファランクスというアビリティがどれだけ重要かを説かれている。
最終上限解放人気投票も行われ、そこでもこのワードのパワーは想像以上であり、9月12日に発表された投票結果では何と3年生組が選ばれるという結果になった。
その為か、再びファランクス矢澤がトレンドワード入りをした。話題性としては復刻開催関係のノビヨと互角に近いのも……。
後のイベントでは…
守備的なアビリティ構成が幸いし、主に高難度の耐久ソロ系クエストで矢澤にこ(3年生チーム)が実際に編成に採用されることもある。
イベント最終日近辺で行われたゼノコロゥのマニアック等ではダメージカットが有効だった。
2019年10月末の「コウと空っぽ影法師」のPROUD(超高難易度)では
「ディスペル・連撃アップ・属性バフデバフ・ダメージカット・奥義で微回復」と全てのアビリティや能力が攻略に役立った。
そのためPROUD攻略に多くの人がファランクス矢澤を活用した。
同年11月に開催された決戦!星の古戦場では光属性のアドラメレクがボスと言う事もあり、古戦場という空の世界一の激戦の中で彼女たちのライブが行われる事に。
2020年に入って早速の闇属性有利シナリオ『こくう、しんしん』では、あの十天衆の一人であるシスのHELL(高難易度)に刺さり、デバフ要員も組ませればフルオート編成にする事も可能という展開が発生。
5月には久々に開催されたシンデレラファンタジーの光属性ボスであるぴにゃこら太のヘル(HELLと同じ)に刺さる。しかも、このイベントで入手可能なぴにゃの書は、ピンポイントで彼女を運用するのにも一役買う性能となった。
(更に言えば、ヘル難易度でオートプレイを解禁する為には10ターン以内のスピード撃破が求められる)
7月末にはわたしの愛しのアウギュステで、HELL難易度ンニに対してアビリティが有効、コルルのかばうをフォローできる、アウギュステ列島でバカンスができる……などの利点が浮上、イベント開催1周年を目前にして大活躍の展開となった。
闇属性は自己強化や攻撃に偏るキャラも多い中で、自分達以外にも上記の支援をできるにこ達は貴重な存在である。さらにフルオートが台頭してきた2020年以降の環境では、全てのアビリティが無駄なく発動するため数多の編成で採用されやすい。
嘗ては「初心者がシュヴァリエ・マグナの確定流しで活用する程度だろう」と思われていた配布コラボのアイドルキャラが、まさかやり込み勢にとっても選択肢の1つとして候補になる場合があるとは、一体誰が予想しただろうか……。
もはやネタ台詞ではなく、にこのグラブルにおける役割を的確に表した名言なのかもしれない。