概要
この泉にものを投げ入れると女神ロボットが出てきて、彼女の質問に正直に答えると、投げ入れたものの代わりにもっといいものがもらえるというもの。
この道具の存在を知ったジャイアンは、欲張って家にある大量の古くなったおもちゃを新品同様にする為に泉に入れようとする。が、誤って自分が落ちてしまう。
その結果、女神ロボットと共に登場したのが、きれいなジャイアンである。
「あなたたちが落としたのはこのきれいなジャイアンですか?」
と尋ねる女神ロボットに対し、ドラえもんとのび太が
「いえ、もっときたないの!」
と答えてしまったため、
「あなたたちは正直ですね!ごほうびに、このきれいなジャイアンをあげましょう」
と、きれいなジャイアンを譲与された。
アニメではきれいなジャイアンにもセリフがあり、のび太とドラえもんを「くん」付けし、勉強をしようと誘うなど、中身まで綺麗だった。
ちなみにアニメでのこの話のラストでは、本来のジャイアンは
「汚い俺はどうなるんだ~!?」
とボヤき、のび太とドラえもんが助けようと駆けつける場面で話は終わる。ちなみにきれいなジャイアンは助けようとしない。
「ジャイアンの体型はそのままに、顔だけきれい」という衝撃的な容姿から、原作ではこの話(しかも3コマ)だけの登場にもかかわらずインターネットを中心にとても高い人気があり、フィギュア化されたり藤子・F・不二雄ミュージアムに泉から出てくるきれいなジャイアンの像が作られたりするほどである。
このジャイアン、なんと水田版アニメの「顔か力かIQか」で再登場。
「知能・体力・かっこよさ」の3要素を、例えばかっこよさを上げたらその分知能と体力を下げるといったようにプラスマイナス0になる範囲で自由にいじれる「いいとこ選択しボード」を使ったのび太が「顔のレベルを目一杯上げれば、ジャイアンのパワーも弱くなるに違いない」と思い、いつもの汚いジャイアンの顔のレベルを上げた結果この顔になった(心なしかイケボになっている)。
しかし、体力を最低にしたジャイアンものび太より強かったため、のび太は仕方なしに自分自身の体力を最高レベルに引き上げる。代償としてのび太は外見も知能も北京原人になってしまったが、きれいなジャイアンはボコボコにできた。
ちなみに、原作にもこの話はあるが、ジャイアンの顔をいじる下りは存在せず、顔とIQが最低になったのび太が素のジャイアンを倒している。
輪るピングドラムでは高倉冠葉の声優が同じことであって皆から「リアルきれいなジャイアン」と呼ばれている。
関連イラスト
パロディ
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藤子・F・不二雄ミュージアムにあるきれいなジャイアン像