概要
世紀末RPG『Fallout』シリーズに「3」以降登場する武器のひとつ。
小型核弾頭ミニ・ニュークを発射する、作中最強の単発威力を有する重火器である。
ただし弾薬の希少性、本体重量、自爆の危険など取り回しの悪さも作中随一。
ちなみに原語版での名称は『Fatman』。
さすがに不謹慎が過ぎたのか、日本語版のみ修正された。なんで不謹慎なのかは当該記事にて。
「3」における登場
「3」メインストーリー中では父親の後を追う最中、超巨大スーパーミュータント「ベヒモス」をBrotherhood of Steelの隊員達と協力して倒すシーンにおいてプレイヤーに「B.O.Sパラディンの死体からヌカ・ランチャーを回収し発射する」というクエスト目標が発生し、実際にぶっ放すことができる。
また、作中の時系列よりも前に行われた軍事作戦「アンカレッジ奪還作戦」をシミュレータを通して体験できるDLC、『Operation: Anchorage! 』内においては中国軍に占拠された石油精製施設を攻撃・奪還するに際してT-51bパワーアーマーを
着用した米軍兵士が装備しており、かつて米軍で正式配備されていた事が伺える。
更に、唯でさえ凄まじい威力のある核爆弾を、なんと複数射出(!)する、「試作型MIRV」というユニークヌカランチャーも存在する。こちらは1トリガーで8発のミニ・ニュークをばらまくというすさまじい代物。
威力も8発ぶんきっちりあるためほぼすべての敵に対しオーバーキルである。
ただし弾薬もきっちり8発消費するため、キャップ換算にすると1発の値段は約1600キャップである。
もはや使い道が存在しないレベルの超破壊力を誇るこの武器は、あちこちに散逸したホロテープを集めるという長いクエストの報酬である。とにかく一度ぶっ放してみよう。足元に打てば天にも昇る心地である。
スピンオフ作品である『Fallout:Newvegas』においても登場しており、
メインストーリーにこそ絡んで来ないもののマップ中に隠された物を入手する事ができる。
「4」における登場
「4」でもその威力と希少性は健在であり、MIRV化は武器改造で可能。
とあるロケーションでは、プロジェクトXさながらのヌカランチャー開発秘話の一端に触れることができる。
また本作では敵が装備していることも多く、弾薬・本体ともに入手がやや容易になった——と同時に、自分が吹っ飛ぶ危険も増えた。というか、取り回しの悪さからむしろプレイヤーが使って便利な武器、というより敵が使って怖い武器、という面が強い。
ちなみに、メインクエストにおいて、強敵との対決の直前などにまるで使えと言わんばかりのタイミングで置かれているロケーションがときどきある。
関連タグ
実在したヌカランチャー >> デイビー・クロケット