概要
正式名称は「北斗有情鴻翔波(ほくとうじょうこうしょうは)」。
漫画『北斗の拳』とゲーム会社コーエー(現コーエーテクモゲームス)のコラボ作品『北斗無双』シリーズにおける、トキのオリジナル奥義。
原作にも登場した「北斗有情破顔拳」よりも上位に置かれたトキの最強奥義。
直立の状態で上空へ浮遊し両掌から闘気(という名の極太レーザー)を放ちながら回転し、周囲360°の敵を攻撃する。強力な闘気で無差別に敵を一掃する様は、彼の兄・ラオウの得意技である「北斗剛掌波」や「天将奔烈」を彷彿とさせるが、名前通り「有情拳」であるため、受けた相手も痛みを知らず安らかに(?)天へ帰っていく。
なお、この360°攻撃が『ウイングガンダムゼロ』のローリングバスターライフルに酷似している為、ファンの間でこのような名称で呼ばれている。他に「グルングルントキィ」とも。
第一作目では病床から回復した状態でのみ使用可能だったが、続編『真・北斗無双』からは病床のトキでも使用可能に。お前のような病人がいるか。
北斗無双のトキの通常攻撃も、□□△と入力すると3発目の攻撃で前後にビーム(気の塊)を放つというガンダム無双のウイングガンダムゼロの攻撃そのもの。
△を追加入力すると、左右にビームを撃つのも同じ。しかもこの前後と左右のビームは範囲内を巻き込む貫通性能付。
余談
因みに、彼に限らず本作の北斗四兄弟はそれぞれ原作の奥義を超える最終奥義を各々有している。
北斗天魁千烈掌(ほくとてんかいせんれつしょう)
ケンシロウの最終奥義。北斗百裂拳のように前方広範囲に無数の掌底を放ちながら、その掌から闘気の弾を連続で射出し続ける…それなんてグミ撃ち?
拳王天墜撃(けんおうてんついげき)
ラオウの最終奥義。その名前から拳王となったラオウが独自に編み出した奥義とおもわれる。上空に巨大な闘気の球体を作り上げ、それを地上にめがけて落とし大爆発を起こす…それなんて元気玉?
核の炎
ジャギの最終奥義。「どんな手を使ってでも勝てばいい」という彼の信念を体現したかのようなド直球のネーミングだが、実際は「前方にランチャーを発射し自身も爆風で吹っ飛ぶほどの大爆発を起こす」というもの。…完全にヌカランチャーじゃねえかコレ。
流石にやりすぎたと判断したのか、続編『真・北斗無双』では削除され、一段階下の「燎原の火」が最終奥義に置き換えられた。