演 - ヴィンセント・ドノフリオ / 日本語吹き替え - 村田雄浩
概要
ハートマン軍曹は練兵のはじめ、八週間もの間生活をともにする志願兵たちに、親しみやすいよう愛称をつけていく。
レナード・ローレンスの場合、体型が明らかに太っていることと、どうも顔が緩んでいるように見えることから、この名がつけられた。
当初は兵舎にドーナツを持ち込むなど兵役意識に欠ける青年だったが、ハートマン軍曹による熱心な教育の名のもとのしごきと仲間たちの厚意の名のもとのリンチにより、卒業のころには見事な殺し屋の目つきに変わる。
しかしたどり着くべき地点から少々行き過ぎてしまい、ハートマン軍曹ともども映画の前半で退場することになった。
この「微笑デブ」というあだ名は日本語独自のもの(日本語訳はキューブリック監督が監修しているので、実質的に監督公認である)で、本家では「ゴーマー・パイル」と呼ばれている。これはアメリカのコメディドラマ『マイペース二等兵』の主人公に由来する。
演者のヴィンセント・ドノフリオは微笑みデブを演ずるにあたって体重を32kgも増やしたのだという。なお、この体重の増加の為に足を負傷して手術したらしい。