先カンブリア時代とはカンブリア紀の始まる約5億4100万年前までの地質時代を指す。
岩石証拠のほぼない冥王代(40億年前まで)、
細菌などの原核生物のみが存在する太古代(25億年前まで)、
まとまった陸地(大陸)が形成され真核生物が生まれる原生代(5億4100万年前まで)
に分けられる。
原生代に至っても単細胞生物か単純な細胞群体(ストロマトライトなど)しか存在しなかったが、原生代中期に本格的な多細胞の藻類が出現、末期のエディアカラ紀になってエディアカラ生物群と総称される肉眼サイズの動物(それ以前の生き物はだいたい顕微鏡でないと見えないサイズ)が多く誕生した。