CV:西初恵
概要
バルガイヤーが自ら生み出した合身銀河闘士で銀河博士ドルドラと銀河の牙ザザそしてバラを結合させて誕生。バルガイヤーを苦しめるシドンの花を全滅させることが任務。
外見
紫部分があるザザを元に腰や頭などはドルドラの装甲をまとい肩と頭部に三本の薔薇が咲かれている。声は主にドルドラ。
能力
植物を凶暴化させる能力を持ち変質した植物の蔦を鞭のように扱う。又ザザが使用した2本のクリスナイフ風の短剣を持ち彼女が得意とする身軽な格闘技をも振る舞う。
活躍
第46話「父母の行方」
シドンの花の花粉を浴びたメドーが突然苦しみ出しバルガイヤーは山の方へ墜落。その衝撃でバルガイヤーから上空にメドーの姿が映し出され、その姿は割れて消えてしまい、幻であった事をゾーンの幹部たちは知る。するとバルガイヤーの真実を知ったドルドラが
ドルドラ「ハハハハ…。アッハハハハ…!こんな化け物が神だと!? 笑わせるな!ただ図体がデカいだけの化け物ではないか!この化け物めが!」
ザザ「ドルドラ様…。」
ドルドラ「こんな物に騙されていたとは…!こんな物に我が人生の全てを懸けてしまったとは!私の…、私の人生は何だったのだー!?銀河博士ドルドラ…、一体何をやってきたのだ…!?」
ショックの余り、泣き崩れるドルドラ。
駆け寄って来たザザも突き飛ばし、狂ったように笑いながら自分の兜を投げ飛ばした。
バルガイヤー「フフフ…。お前の悩む姿を見るのは忍びない。可愛いドルドラよ、今楽にしてやるぞ。」
そう言って、バルガイヤーはドルドラを触手で縛り付けた。ザザは必死にドルドラを助けようとするが、バルガイヤーはドルドラとザザを合身銀河闘士バラドルギンに変え、シドンの花を死滅すべく飛び出して行った。
ニュータウン小学校にやって来たバラドルギンはシドンの花を凶暴化させ、その場に出くわした生徒タツヤの足を蔦で捕らえさせ、棘を刺されそうになるその時、ファイブブルーがVソードで蔦を斬った。
バルガイヤーに促され、シドンの花を始末しようとするバラドルギンは凶暴化させたシドンの花の蔦でファイブマンを捕らえ、棘を刺して血を吸った。すると、シドンの花は真っ赤な血の色に染まるのだった。
しかしタツヤは飛び出して行き、最後のシドンの花の鉢を持って森の方へ逃げ込むが、躓いて転んでしまい、バラドルギンに追い詰められてしまう。蔦の鞭でシドンの花の鉢を弾き飛ばし、タツヤにとどめを刺そうとするバラドルギン。
その時、学が回転キックでバラドルギンを蹴り飛ばし、シドンの花の鉢を拾ってタツヤに預ける学。
バラドルギンは蔦で学の首を縛り付け、木に叩き付けて攻撃し、そして、学が体を締め付けられた所でビリオンが現れ、「学、お前との最後の戦い、こんな形になるとは思わなかったぞ。」とそう言って、ビリオンは学の体に向かって剣を突き刺そうとした。その時、グンサーが学を庇ってビリオンの剣を喰らい剣を抜こうとするのを止め、必死に食らい付くグンサーが「両親の事を伝えるまでは死ねん…!」と学にそう言って、グンサーはビリオンを殴り飛ばし斧で蔦を切り落とし、学を助けたグンサーだが、力尽きて川原へ倒れ込んだ。
川原で倒れているグンサーに駆け寄る学。そこへ健たち4人も駆け付けて来て、グンサーは意識を取り戻し、自分の過去を語り銀河系・P16惑星で星川夫妻に手当てされ事と地球へ戻るために開発したスターファイブを、無断で持ち去ってしまった事を話した。「俺は悪い男だ…。」とグンサーは言うが「そのスターファイブのおかげで、俺たちは助かったんだ。」と学から感謝を労い、「祈ってる…。両親と会える日の来る事を…!」と5人にそう言い残し、グンサーは力尽きて死んでしまった。タツヤとヒロミは悲しみに沈む5人を黙って見つめ、学はグンサーに感謝をした。
とそこへビリオンとバラドルギンが現れる。
ビリオン「グンサーも1人じゃ寂しかろう。お前たちもグンサーの側へすぐに送ってやるぜ!」
学「グンサーの死は無駄にはしないぞ!この星に生きとし生ける物、花一輪さえ守り抜いてみせる!」
グンサーの想いを受けファイブマンは変身し、タツヤとヒロミはファイブマンの正体が兄弟先生である事を知った。
Vソードでビリオンと戦いを繰り広げるファイブレッド。ファイブブルーたち4人はバラドルギンと戦っていたが、蔦や触手で苦しめられていた。ファイブラスターを避けられ、ビリオンの光線を喰らうファイブレッドだが、回転キックで反撃する。ビリオンは酒を飲み、瓶を投げ捨てて、ファイブレッドに猛攻を仕掛けて来た。脱いだマントをファイブレッドに被せ、とどめを刺そうとするビリオン。しかし、ファイブレッドはファイブテクターを身に付けており、Vソードをビリオンの腹部に突き刺した。ファイブレッドを殴り飛ばすビリオンだが、ファイブレッドはファイブテクターでビリオンを貫いた。
真昼の月に看取られながら「いい月だぜ……。酒よ!」と言い残してビリオンは爆死する。
その時、ゴルリン37号が現れ、バラドルギンを吸収して巨大銀河闘士にした。やがて、スターファイブを修理したアーサーG6が、スターファイブに乗ってやって来て、瞬時に乗り込み、グンサーの事を思いながら戦いに挑む。
バラドルギンを殴り飛ばすスターファイブ。しかし触手の鞭で反撃し、キックでスターファイブを蹴り倒す。スターファイブはスターガンを撃ち込み、起き上がってスターハングビームをバラドルギンに喰らわせる。そして、スターハングビームでバラドルギンを捕縛し、ハングビームエンドでとどめを刺すのだった。
グンサーの墓を作り花を添える学たち5人は託された両親の情報を掴み、決戦に向けて心を引き締める。そこへ最後のシドンの花を持ったタツヤとヒロミがやって来てこの花を持って行っての事とそれまで自分たちで大切に育てるを伝え、彼らは任せておけば安心だと笑顔で贈った。
そしてファイブマンの最後の戦いが始まる…。
余談
二人の女性幹部が怪人に合体するのはシリーズ初。
ドルドラとザザが薔薇と合身するため、女性的なニュアンスを強調した一体。ドルドラの頭部に生えたツノなど筋足動物的なパーツが薔薇の蔦に上手く置き換えられている。
関連タグ
地球戦隊ファイブマン 銀帝軍ゾーン 合身銀河闘士 銀河博士ドルドラ銀河の牙ザザ 薔薇
怪人バラリンカ、バーラー、赤バラの剣士/バラモンガー、ヨロイローズ:シリーズに登場した薔薇モチーフの先輩達。