概要
ゲーム会社コナミを揶揄して呼称する場合によく用いられる言葉。
これは、2002年稼働の【GUITARFREAKS 8thMIX power up ver.】および【drummania 7thMIX power up ver.】のゲーム画面に於いて、「KONAMI ID」と表示すべきところを「KONMAI ID」と自社名をタイプミスした事に由来する。
一般には「現代用語の基礎知識」2008年版に収録される単語の中に存在した事で広まった。
pixivではコナミのゲームや登場キャラを題材にとった作品で、作者自らその作品の方向性として付けているケースが見受けられる。
(あるいはパロディとして、コナミではなくコンマイと表記するケース)
コンマイ語
遊戯王OCGにおける、ルールやカードテキストの解釈の曖昧さを揶揄して言われる言葉。
遊戯王OCGではわかりやすさを重視し、細かいルール用語の定義がなされずに
20年以上の運用がなされてきた(勿論、それにより既存カードゲームで取り込めなかった層を取り込んだというメリットもあるのだが)。
結果として、「テキストを読んだだけでは効果の詳細がわからない」
「効果発動時の処理がカード1枚1枚で違う場合すらある」という事になっており、
こうしたカードの効果について回答を行う事務局という部署が設置されているのだが、
この事務局が度々珍回答・誤回答を行ったり、ひどい時は担当者によって言うことが違うという事すらあるために
「遊戯王のテキストは日本語ではなくコンマイ語で書かれている」と揶揄されるようになった。
具体的に例を挙げると、
- 一見同じテキストであっても効果・処理が違う事が多い。理由は「カードが違います」
- 「タイミング」「対象」「発動」「墓地へ送る」という概念レベルにおいても独自解釈が存在
- 「調整中です」「非公開」という熱い説明放棄
- 特定カードの組み合わせで処理が不可能になる場合があるが「やむを得ない」
- 過去に出した裁定と矛盾した回答を行い、「どこでお知りになりましたか?」とのたまう
- 最終的に「なぜかそのような処理になるが、資料がないので答えられない」という暴露
など、迷言のオンパレードとなっている。
勿論、事務局の側でも全ての組み合わせを考慮する事は現実的には不可能である事や、
きちんとエラッタ・裁定の変更により矛盾が解決されたカードも多くあり、
後発カードではこうした不具合を防ぐために気をつけたテキストになっている事が多い
…のだが、その副作用として細かく条件づけすればするほどテキストが長く複雑になったりする。
そのため、俗に「テキストは短かければ短いほど(効果の対象とできる幅が広くなるので)強い」と言われたりもする。
もう一つ大きな問題としてこうした事務局の裁定が関係スタッフに全く共有されておらず、
臨時で確認を行う部署が設置される事もないという点についてもよく揶揄される。
公式が絡んでいる大会などにおいて、ジャッジ(審判)によって言うことが違い、
前の試合ではOKだったコンボ・プレイングが次の試合では突然できないと宣告されたり
場合によっては失格になったりする事もあるため、プレイヤーの間では
「ルール裁定の穴や矛盾、解釈違いを突けばジャッジを利用して相手を失格にできるのでは」と
言われ、俗にジャッジキル案件などと言われていたりする。
勿論、実際にこうした盤外戦術を仕掛けるような人はごく少数で、大半のプレイヤーは冗談で言っているだけなのだが
もし自分がコンマイ語が原因で発生したジャッジキルによって失格になったりしたら泣くに泣けない話である。
遊戯王OCGは非常にプレイヤー人口の多いTCGではあるが、こうした事から
公式への信用度が妙に低いというのが実情であり、非公式の有志が書いているwikiの方が信用されているという面もあったりする。
しかし、wikiである特性上誰でも編集できるうえ、しれっともっともらしい嘘を1つ混ぜ込んでいても
公式の難解過ぎる解釈との照合に手間が掛かる事と合わせて発覚まで非常に時間が掛かるだろうと
言われており、悪質なプレイヤーが自分にとって都合の良い嘘解釈を書いてソースとして利用する可能性等が指摘されている。
プレイヤーたちもコンマイ語の解釈と運用には日々頭を悩ませており、
劇中のセリフから引用して
などと言われる事もある。
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勝鬨勇雄:「遊戯王OCG」のような……と明記した理由の一人。詳細は、彼の大百科記事にて。