概要
スリーピースバンドいきものがかりのメジャーデビューシングルとして2006年3月15日に発売された。カップリング曲にメンバー山下穂尊と東京事変の亀田誠治が中心となって制作されたホットミルク、後に僚友として数多くの仕事を共にする江口亮編曲の卒業写真が収録されている。
すでに、インディーズで花は桜君は美しなど桜ソングをいくつか世に出していたが、新譜でメジャーデビューする運びとなり制作された。「全部フラットにして好きなように曲をつくろう」というコンセプトを基に、30ほどの歌詞パターンを没にしつつも地元の小田急小田原線を想起させる形で完成させた。曲中に出てくる「大橋」は相模川にかかる相模大橋、「小田急線の窓に今年もさくらが映る」の「さくら」は同線相武台前駅~座間駅間の桜並木を指す。PVは同線富水駅東口で撮影された。
またPVには、発売の2日後に定期運用を離脱する小田急9000系が駅を通過するシーンが一瞬だが含まれている
セールス面ではNTT東日本電報CMタイアップが実施されると、2006年WBC決勝と準決勝にて関東ローカル枠で繰り返しCMが放送され大きな話題を呼んだ。結果、新人ながらもオリコンチャートで31週チャートインする特異な現象が起き、その後のタイアップバンドとしてのイメージを定着させる足掛かりとした。また、地元の海老名市と厚木市のCDショップでは購入特典として販促用スタンプ、「いきものがかりのおうえんがかり」という会員証モドキが配布された。
楽曲利用
カバーソング
メジャー1stアルバム「桜咲く街物語」にSAKURAのアコースティックセルフカバー(本来5thシングル「うるわしきひと / 青春のとびら」にカップリング予定だったもの)が収録されている他、以下のアーティストがカバーソングを発表している。
鉄道メロディ
「YELL/じょいふる」のリリースタイミングに合わせ、2010年11月3日から小田急小田原線海老名駅の接近メロディに採用されている。