概要
ランダはバリの伝承に登場する魔女で、悪霊(レヤック、チュルルック)や魔女(ニ・カロン、ラルン)の軍団を統べる存在である。
かつてはチャロンアランという名の大魔女であったとも伝わっており、その姿は変幻自在で、人に呪いをかけたり病気にさせることで災いを撒き散らすという。
ライバルである聖獣・バロンと永遠に戦い続けるといわれている。
その姿はバロンそっくりの奇怪な仮面で素顔を隠しているため見分けが難しいが、長い舌が垂れ下がっているのが目印である。
モデルはヒンドゥー教のドゥルガーであるとされ、一般的にはザンバラ頭の醜い老婆として描かれるが、黒魔術を志す者の前には美少女の姿で現れるとも言われる。
基本的に人間に害をなす魔法しか使えないが、誰かの温かい心に触れることで人間をいやすこともできる。また、たまに人間であった頃の心を思い出して、人に恩恵を与えるともされる。
創作での扱い
女神転生シリーズ
詳細は →鬼女ランダ
ロードオブヴァーミリオン
(イラスト右)種族:不死の使い魔。宿敵の聖獣バロンは双子の妹という設定である。
宇宙刑事シャイダー
不思議界フーマの不思議獣バリバリのデザインモチーフになっている。