概要
CV:林原めぐみ(『名探偵コナン』#219、同OVA#1)→沢城みゆき(『まじっく快斗』)→喜多村英梨(『まじっく快斗1412』)
バレンタイン間近に江古田高校に転校してきた妖艶な美少女。
主人公・黒羽快斗の同級生でありその実態は「赤魔術」の正当な継承者である魔女。そして怪盗キッドの正体を知っている数少ない人物でもある。
プライドが高く女王様気質で気分が乗ると高笑いをすることも。一人称は私(わたくし)だったが最近では私(わたし)になりつつある。世の中のすべての男性を虜にすることができ、周囲の男子からは紅子様と呼ばれ崇められている。
木々に囲まれた古い洋館に異形の従者と共に住んでおり、そこでよく魔術の儀式を行っている。魔女として活動しているときは露出度の高い際どい服を着ており、OVA作品の『名探偵コナン コナンvsキッドvsヤイバ 宝刀争奪大決戦!!』ではコナンに変な目で見られていた。
丑の刻参りに似た殺傷力のある呪術、人を炎の中に閉じ込める魔法陣、邪神ルシュファーを呼び出し予言を聞くといった禍々しいものから小学生が好むような可愛いおまじないまで、その魔法の力は多岐に及ぶ。もちろんホウキで空も飛ぶことも可能である。
人知を超えた力を発揮できるため、物理的な戦闘以外では恐らく作中最強のキャラ。しかしこの作品の魔女は涙を落とすと魔力を失ってしまうらしい・・・。
世界で唯一自分の虜にならない怪盗キッド=黒羽快斗を振り向かせることに執念を燃やすが、幾度か交流をしていくうちに逆に紅子の方が快斗に惹きつけられ、快斗を好きになってしまう。アニメ版では古くから魔女とマジシャンは対立していたというオリジナル設定があり、術者としてキッドをライバル視している側面もある。
一時は自分の意のままにならないキッドに業を煮やして命を奪おうとまでしていたが、キッドに命を救われたことで改心し、それ以降は正体がバレそうになった快斗に危険を知らせる形で忠告をしたりしている。
中森青子を快斗を巡る恋敵として宣戦布告したが、青子自身が恋愛感情に疎いので空回りに終わる。青子からは「紅子ちゃん」と呼ばれ大人っぽい美人として慕われており、なんだかんだで両者の関係は良好のようだ。
白馬探に一目惚れされているが、紅子は意に介していない様子である。ドンマイ。
単行本巻末のおまけページの楽屋ネタでは、本編とは真逆の内気で大人しい性格。露出度の高い魔女衣装を恥ずかしがり、監督に怒られて泣いてしまうこともある。まさに泣くと魔力を失ってしまう本編紅子のアンチテーゼとなっている。
なお、魔女という非現実的な存在であるため、『名探偵コナン』に客演した際は紅子が魔法を使うシーンが丸々カットされて無かったことになっていたり、『まじっく快斗5巻』の巻末コメントで作者が快斗キッド(黒羽快斗)や白馬探、中森青子、中森銀三などの存在はコナンと同一の世界観であるが、紅子のみは「『名探偵コナン』の世界では紅子の魔法はないという事でお願いします」と念入りに発言している。