概要
この宗教は、おおむね平成25年ごろより活動を開始した「なんJ」発祥の宗教であるとされ、一般的にはハセカラ民と同一のものとされる。
彼らは「弁護士 唐澤貴洋」が過去に開業していた「恒心綜合法律事務所」の名前と、当時なんJの間で話題になっていた「オウム真理教」になぞらえて『恒心教』と名乗っている。
詳しくは、専用wikiの唐澤貴洋wikiを参照。
経緯
この宗教、および集団の発足は2012年頃に2ちゃんねる掲示板で当時特に人気のあったなんでも実況J板で起こった一連の事件に由来する。
とある掲示板ユーザーが『八神太一◆YAGAMI99iU』という固定ハンドルネーム(コテハン)を名乗り、このなんJにて特定人物への誹謗中傷や差別的な侮辱、挑発などのヘイト行為、犯罪に類する悪質な書き込み、なりすまし行為、不快な自分語りを行い、数年にわたって掲示板を荒らし続けていた。
場所が場所だけに彼のようなモラルを欠いた未成年による書き込みは珍しい事ではなかったが、掲示板の利用者と事あるごとに喧嘩し、ときに無価値で不快なだけのレスバトルを繰り広げ、コテハンとしての発言力を笠に着て「なんJの暴君」を名乗るなど度が過ぎていたため、「チンコフェイス(チンフェ)」とあだ名された彼は、次第にその掲示板住民から反感を買うようになる。
それは一枚の画像から始まった
ある日、彼は学歴に関する言い争いの末、掲示板の住民に促され大学受験の合格通知をアップロードする。
その書式から大学名が割り出されたのを皮切りに、かねてより彼の存在を不愉快に思っていた住民達はコテハン「八神太一」の特定作業を始めた。
皮肉にもそのコテハンによって数年に渡る過去の書き込みが紐付けされていたため、彼の通う高校が判明し、遂にSNSの実名アカウントが特定されてしまった。
当初こそ開き直っていたものの、同級生から苦情が寄せられると一転弱腰になり、コテハン引退を宣言して姿を消した。
なお、その後も匿名で情報の撹乱や矛先逸らしに勤しんでいた模様。
個人情報やネット内外での痛い言動が晒され続け、チンフェは精神的に追い詰められていく。
話題を聞きつけた部外者も加わり、騒動はのちにネット史上かつてない規模にまでエスカレートすることとなる。
弁護士 唐澤貴洋の失態
被害の拡大を恐れたチンフェは家族と解決方法を相談。
そうして現れたのが、自称『ITに強い弁護士』こと『唐澤貴洋』である。
唐澤弁護士は掲示板にIPアドレスの開示を求め、チンフェを叩いていた者、度を過ぎた仕返しを行った者を明るみに出す事で事態の収束を図ろうとした。八神太一と思しき人物も、弁護士を使った掲示板住人の復讐への復讐に期待していたようである。
ヒートアップしていた掲示板の住民は弁護士が仲介に入った事で手を止め、炎上を煽った事への戒めや、平和な掲示板が戻ってくることを望む声、モラルの無い高校生の味方をしなければならなかった弁護士への同情が書き込まれた。
ネット関連の法整備状況への認識が進んでいなかった時代、こんなくだらない案件にも真摯に対応する弁護士がいると、掲示板は彼『ネットに強い弁護士』の話で持ちきりとなり、どんな立派な人なのかという話題さえ見られた。
しかし、いざ唐澤弁護士を調べてみると、過去にとんでもない不始末をやらかしている人物であることが明らかとなり、数多くの不手際や黒歴史が次々と掘り起こされていく。
さらに彼が行った「IPアドレス開示」という法的措置は個人情報が即座に暴露されるわけではなく、せいぜい大まかな居住地域が分かるだけで、単体では虚仮威しに過ぎないことが判明(パカ弁を参照) すると、今度はチンフェのみならず唐澤弁護士も嫌がらせの標的とした。
ここで唐澤弁護士は依頼人を差し置いて、自分だけ保身を図るような行動を取り始める。
悪意のある書き込みだけでなく、その場にいた無関係な人のIPアドレスまで晒し上げる「無差別開示」と呼ばれる粗雑な措置を取ってしまい、多くの人の反感を買った。この悪手に他ない「無差別開示」に対し、弁護士当人からいわゆる検索汚染を防ぐためだったとの弁解が行われるのは、その後5年ほど経ってからである。
恒心教の誕生
掲示板には過激な行動を起こす者、炎上騒ぎに興味を持つ者が集まり『どれほどの書き込みなら訴えられるのか』という無茶苦茶なチキンレースへと発展させていく。
その後、唐澤弁護士は掲示板に対して裏取引による削除を持ち掛け、却下される。この裏取引の失敗は、のちのち彼が事ある毎にネット法改正の必要性を訴える原点となった。
IPを開示する対象を間違え、再び無関係な人のIPを晒し、弁護対象である高校生の個人情報を誤って表に出し、事務所のアカウントで未成年のアイドルにフォローしたりリプライを送っていた事など、幾多の失態が相次いで報告された結果、掲示板からは「無能弁護士」の烙印を押され、弁護士に同情していた者もいなくなっていった。
2013年に起こった「2ちゃんねる個人情報流出事件」ではFacebookで「自らが代表となり集団訴訟を起こす」と呼びかけていたが、その内容が宗教家じみた文章であったこと、自分の個人情報も流出しているのに気づいていなかったこと、結局は自ら行動を起こさなかったことから、唐澤弁護士の評価は確固たるものとなった。
一方で嫌儲民からの個人情報提供に「心ある方々」と感謝したり、個人情報開示手続きの簡略化を繰り返し訴えるなど(当然ながらストーカー行為やスラップ訴訟の被害が増える危険性がある)、個人情報の取り扱いに関する唐澤弁護士の無思慮なダブルスタンダードっぷりは、彼を知るネット民の間では常識となっている。
彼を取り巻く環境があまりにもネタ性に富んでいることから『唐澤貴洋』氏を神格化する流れが生まれ、彼から反応を引き出すことを主な目的とした『恒心教』という一つのコンテンツと化してしまった。
一部の者は唐沢弁護士をオウム真理教になぞらえ『尊師』と呼び、彼の所属する事務所は『聖地』と呼ばれ、恒心教を信仰する者は自らを『恒心教徒』と呼んだ。
路線
恒心教の活動形態は思想、内容、場所により○○路線と呼び分けられる。
恒心教をテーマにしたイラストや動画制作は芸術路線に含まれ、pixiv内でのイラストや小説の投稿、ピクシブ百科事典の編集などはpixiv路線と呼ばれる。 今はpixiv百科で唐澤貴洋の編集はできないが。
最も効果的かつ公正とされているのは、デマやホラ話を下手に拡散せず当事者達の行動を包み隠さず後世に伝える事実追求路線である。
度を越した迷惑行為や犯罪行為に走る過激派は悪芋(わるいも)と呼ばれ、悪芋による布教活動を悪芋路線と呼ぶ。
主な悪芋路線
・弁護士の名を騙った全国地方自治体への爆破予告
・これらの集団のよって晒された人物が所有する物品の窃盗や器物損壊
・Googleマップを始めとしたWebサイトへのいたずら、ハッキングによる改竄
・サジェスト汚染や検索汚染、フェイクニュースなどを用いた公共機関や私企業に対するSEO攻撃
・特定の弁護士に対する殺害予告、誹謗中傷
・個人情報を特定した相手への強迫行為
・悪芋の記事に載せられるような問題行動
コミケ路線
コミックマーケットにて恒心関連のグッズを販売するコミケ路線が計画され、同人サークル「亘心綜合音楽事務所」がC88とC89に出展したが、後に恒心教を大きく衰退させる内部対立を引き起こした為にサークルは解散、メンバーは全員恒心教徒の攻撃対象とされている。
コミケ路線自体への不信感が募る中で、新たにサークルを作る者も現れるが中々当選には至らなかった。
しかし、C95にてサークル「恒心綜合研究所」がついに当選を果たしたが、やはり問題が生じることになり、現在ではコミケ路線は完全に放棄されたようである。