概要
インターネット上の電子掲示板にて誹謗中傷などの行為があった場合、被害者および当事者はIPアドレス開示や書き込み削除を申請したり、インターネットに接続しているプロバイダへの個人情報請求を行い、最終的に名誉毀損などで刑事告発したり、民事訴訟を起こすことが可能である。
この一連の「開示」作業を得意とする弁護士に付けられた通称の一つ、転じてそれしか出来ない無能弁護士を指した蔑称
開示に関して
管理者の中には開示請求を拒否する場合もあり、システムの管理者自体が不明という事例( この場合そのシステムの存在するサーバーに個人情報請求するところから始める必要があるかもしれない )も存在する。
その場合、裁判所にて開示請求を行う、あるいは警察に相談するという方法をとるしかなくなる( 参照:ネットで誹謗中傷を書かれた時に、法的に個人を特定する方法、degitalfan )。当事者が行うのは骨の折れる作業である。
そこで企業や有名人などの場合各種法律に精通し、その後の訴訟等のことも考えて弁護士に一任するのも手段の一つ。
しかし、IP開示から訴訟に至らないまま契約金だけせしめる悪徳弁護士や、IP開示そのものに失敗する無能弁護士も少なくない。
また、掲示板の書き込みに対する開示請求はタレントなど、風評被害によって数百万数千万の被害が出る事が予想できる人物であればともかく、ただ特定された一般人の場合、被害総額が低すぎて算出不能になるため、あまり効果がない。
およそ30万近く使ってようやく取れるのが十数万であるため誰も得をしない自爆攻撃にしかならない。
さらにいえばそこまでの損をしてまで誹謗中傷を消させようとする、書いた人物に罰を与えようとするのは「私はこの書き込みが嫌で嫌で仕方ありません」というこの上ない効いている証にしかならず、却って誹謗中傷の勢いが増してしまう可能性も存在する。
特に2ch等の大型掲示板の場合、レス削除要請やIP開示請求は基本的に管理板の誰でも見られる場所に記載する必要があるため余計に面白がられてしまう事もある。