インド半島の南西部に位置する島国。南北に26の環礁と約1200の島で構成され、うち200が有人島である。2000年前にインドやスリランカから住民が移住し、仏教の影響を受けていたが、1153年にイスラム教に改宗した。その後、ポルトガルやオランダの支配を受け、1887年にイギリスの保護領になり、1965年に独立。現在イギリス連邦に加盟している。
「インド洋の真珠」「インド洋の涙」「最後の楽園」と呼ばれている。
基礎データ
面積 | 298平方km(淡路島の約半分) |
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人口 | 30万人(2012年) |
首都 | マレ |
言語 | ディベヒ語 |
民族 | モルディブ人 |
宗教 | イスラム教 |
産業
主要産業は、漁業と観光業。特に観光業は最大の外貨収入源で、世界中から多くの観光客が訪れており、日本人にも人気の海外旅行先の一つでもある。
水没の危機
島の海抜が最高でも2mあまりしかないため、地球温暖化による海面上昇の影響をモロにうけており、海面が1m上昇すれば国土の80%が失われると言われ、国土消滅の危機にさらされている。そのためモルディブ政府は、海外に土地を購入して将来的に住民を移住させたり、盛り土をして水没を防ぐ対策が検討されている。