植生が少なく、動物や植物]]の分布や生育に適さない土地のこと。
荒地が生じる原因はいろいろだが、地面の表層の土壌が不足しているために生じる点は共通している。
見た目
植物がほとんど無いため、地肌がむき出しになっていることが多い。
地面が砂で覆われている場合は「砂漠」と呼ばれうる。但し、砂漠は降水量の多い少ないによって定義されるものであるため(年間降水量が250ミリリットルを下回る土地のことを砂漠と呼ぶ)、砂で覆われていても砂漠と見なされないこともある。
荒地の成因と分布
- 砂漠やステップのように、乾燥していて植物が育ちにくい地域に広がる。
- 北極や南極のように、非常に寒冷なため植物が育ちにくい場所にも広がる。
- サンゴ礁が隆起してできた島など。特に、その島の表土を取り除いたりすると、容易に荒地になる(リン鉱石をほぼ採り尽くしたナウルが有名な例)。
- 熱帯雨林を焼畑にしたり伐採したりすることで、表土が雨によって流失し、荒地になる例もある。
- もともと海底だったところが隆起したり、海岸線だったために砂丘が形成されたりした場所は、地面に有機質の土壌が少ないので荒地になりやすい。
- 氷河期に氷河で覆われていた部分は、氷の下で植物が育たなかったことと氷河が石や砂を押し流してきたために、土壌ができず荒地になりやすかった。
- 高原地域や高山地域は、雨量が少ない、風が強いために土が飛ばされやすいといった理由により、荒地になりやすい。
関連タグ
荒れ地:表記揺れ。