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ガルスJの編集履歴2020/11/03 12:40:39 版
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概要

グリプス戦役後、ネオ・ジオンが地球圏へ侵攻するにあたり、戦力増強目的で開発された陸戦用モビルスーツ。陸戦用ではあるが、宇宙でも使用できるなど汎用性は高い。

特異なアームパンチ機構を始め、今までにない数々の実験的な試みが成されている。

アクシズへ合流した旧ジオン公国出身の技術者が開発に携わったため、公国軍MSの影響が色濃く特にMS-07 グフの流れを汲んでいるが、一方で、ガンダリウム合金やムーバブル・フレームなどの新技術も導入された機体となっている。

同時期に開発が行われたズサと連携して作戦を遂行する事を前提にしているため、どちらかと言えば中/近接戦闘に比重が置かれた設計になっている。

左手のフィンガーランチャー、両肩に内蔵された連装ミサイルポッドなど固定武装が充実し、主武装であるエネルギーガン(出力3.8Mw。射撃毎にマガジン内の砲弾型Eパックカートリッジを一個ずつ消費する珍しい携帯ビーム兵器。砲弾型Eパックではなくミサイルとも言われる)とあわせ、全体的にまとまった性能を有している。

のちにサイド1シャングリラでの試験結果を受け相当数が生産されたものの、やや遅れて配備されたドライセンに比べて突出した能力に乏しかった所から、本格的な主力機となるまでには至らなかった。

のちに巡洋艦サンドラのMS隊や、ハマーン・カーンに叛旗を翻したグレミー・トトの軍にも配備されており、後者はグレミー軍制式カラーである灰色に再塗装されている。

第一次ネオ・ジオン抗争後はジオン残党軍にも流出しており、現地改修によるバリエーションも展開されている他、連邦軍に鹵獲された機体がレイヴン隊などのアグレッサー部隊に配備され、模擬戦の仮想敵として運用された記録もある。また、ジオン・マーズこと火星独立ジオン軍が火星のプラントで建造した機体とその派生型が火星でのジオン残党軍同士の覇権争いに使用された。

主なパイロットはマシュマー・セロ、タマキ・エトールなど。

バリエーション

ガルスK

機動戦士ガンダムUCに登場するガルスJの砲撃仕様。型式番号AMX-101K。

詳細はガルスKを参照。

ガルスS

AOZRe-Bootに登場。型式番号AMX-101S。

火星独立ジオン軍が、親衛隊専用機としてガルスJの近接格闘戦能力を強化した機体。

最前線に於いては指揮官機、もしくはその護衛機として運用する事を想定している。

円形シールドとヒート・ランスを装備し、ヒールを増設した脚部など、騎士然としたシルエットが特徴。また胸部や脚部は改修に際してキュベレイのフレームを流用したらしく類似点が見られる。

赤と白を基調としたカラーリングはギャン・エーオースなど、旧キシリア親衛隊の流れを汲む物であったが、レジオンとの抗争に敗れた後は機体色を改め、ランケブルーノ砲改を装備した中距離支援装備で運用されている。

シュツルム・ガルス

機動戦士ガンダムUCに登場するガルスJのバリエーション機。

詳細はシュツルム・ガルスを参照。

ガルスJ(袖付き所属)

機動戦士ガンダムU.C.0096ラスト・サンに登場。

袖付きの所属機となったガルスJ。ルガー・ルウ中尉を中心としたブランダムール隊の戦力として、同部隊の最年少パイロットタマキ・エトールによって運用された。

機体には所属を現すエングレービングが施されているが、腕部には『袖』は巻かれていない。また、フィンガーランチャーは通常規格のマニピュレータに換装されている。

ガンプラ

ZZ放送当時に1/144スケールで旧キットが発売されている。

また、シュツルム・ガルスはHGUCで発売されている。

なお、元祖SDガンダムにも企画されていたが没になっている。

関連イラスト

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