自己矛盾☆(魔理沙とアリスの自己矛盾☆)とは、自己矛盾氏によるボイスドラマ企画である。
原典であるクッキー☆の投稿日から十年後の2020年2月15日にニコニコ動画へ投稿された。
概要
本作は「東方二次創作への風評被害」から始まったクッキー☆界隈の情勢を反映しつつ、二次創作の在り方を痛烈に描いた「クッキー☆の時代劇」である。
2018年7月に脚本を書き上げ、1年半かけて作り上げたクオリティの高い大作であり、その内容からクッキー☆界隈に留まらない反響を呼び、クッキー☆の勢いに陰りが見え始めた中でも異例の再生数を記録した。
※時代劇とは言ってもサムライムービーという意味ではありません。
あらすじ
2018年7月 ネット上のとある界隈で…
東方キャラの皮を被った何かが跋扈するアンダーグラウンドで、新たなボイスドラマの公開収録が行われようとしていた。
人々がそれぞれの思惑で見守る中、霊夢役に抜擢された主人公は、ここに至るまでの三年間を思い起こす…
主な登場人物
主人公
絵師の女の子。オリジナル創作に拘りを持ち、安易な二次創作を嫌っていた。
しかし自身のオリジナル作品は誰にも見向きされず、他者の目に飢えるがあまり、東方の事もよく知らないままクッキー☆界隈に身を堕とした。
以降は霊夢アバターのクッキー☆絵師となり、MAD製作者としても頭角を現す。
クッキー☆の成り立ちについて学び、界隈に独自の拘りを見せるが、刻々と変化する情勢に振り回され自己矛盾に陥ってしまう。
「他人の作ったキャラの絵を描いて、何が表現だ!そこに作者のオリジナルはあるのか!?」
ピエロ
某ペニーワイズの如く溝から現れたピエロ。
言葉巧みに主人公を拐かし、クッキー☆界隈に引きずり込んだ。その正体は…
「お前も堕ちろ!クッキー☆に堕ちろ!」
三妖精アバターのクッキー☆厨
クッキー☆界隈の群衆。
サニーミルクがニコニコ利用者、ルナチャイルドがMAD製作者、スターサファイアが本スレ民のような立ち位置で談笑している。
「おっ新人か?」「新人はリランちゃんを描く事になっているリラ!」「春画を描いたら仲間に入れてやるゾ~」
レミリアアバターのクッキー☆厨
東方界隈に見切りをつけてクッキー☆界隈に足を踏み入れた絵師。
クッキー☆界隈の表現力と主人公の原理主義的な思想に感銘を受け、元祖クッキー☆とTIS姉貴のクッキー☆☆のみを原典とし、他の養殖クッキー☆の存在を一切認めない過激派となり、次々にMAD製作者を凍結に追い込んでいく。
「クッキー☆は、純然たる誹謗中傷コンテンツでなければならない!」
養殖企画者
ロックンローラー風の大男。
中身のないボイスドラマを企画し、前代未聞の公開収録による売名を目論む。
ピエロに扮して主人公をク☆堕ちさせた元凶であり、これまでに何人もク☆堕ちさせてきた。
クッキー☆は声優が涙しない健全なジャンルに生まれ変わったと豪語し、原理主義者とは真っ向から対立している。
自身もかつては主人公と似たような境遇であったらしく、界隈から抜け出せなくなった自分達を自嘲気味に捉えている。
「例えるならレイプはしてもコンドームはつける男」
マエリベリー&宇佐見蓮子アバターのクッキー☆厨
養殖企画を手伝うスタッフ。
基本的に言われるがまま従っているが、養殖企画者が自虐的にク☆堕ちの性を語る場面では悲しそうに目を背けている。
中の人は企画者の自己矛盾氏と作画担当の不明氏であり、共に男性声である。
「霊夢さん…遅いですね」「バックレかな…」
クッキー☆厨の八雲紫
クッキー☆界隈の事情に詳しい女性。
主人公がクッキー☆に堕ちる前からのファンで、主人公に苦言を呈しながらも見守っている。
登場人物の中で唯一の東方キャラクター(アバターではない)であり、原作の原作の能力を行使できる。
「私たちクッキー☆厨は、死体の上で踊りを踊るのよ」
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