架空のキャラクター名
・鋼の錬金術師に出てくるキャラクター→「マーテル(鋼の錬金術師)」
・ティアリングサーガに登場するキャラクター→「マーテル(ティアリングサーガ)」
・「テイルズオブシンフォニア」に登場するキャラクター
・「テイルズオブファンタジア」に登場するキャラクター・精霊「マーテル」
世界観上、シンフォニアの精霊と同じ可能性があるが、声優、容姿共に異なる。
テイルズオブファンタジアのマーテル
クレス・アルベインの住むトーティス村の近辺にある大樹ユクドラシルに宿る精霊。
物語序盤に姿を現し、クレス達にメッセージを伝えてくる。
大樹ユクドラシルは世界のマナを生み出す役目を持っていたが、過去の大戦により枯れた状態になっており、マナも失われたことで世界から魔法と精霊は消滅してしまった。
ダオスはある目的のため、度々大樹の元を訪れており、マーテルの言葉からミント・アドネードやアーチェ・クラインはダオスが自分達が倒すべき敵なのか疑問視するようになる。
ファンタジアOVA版では紫色の髪の毛となっており、後述のシンフォニアのデザインとは異なる。
マーテル・ユグドラシル
登場作品:テイルズオブシンフォニア
身長:173cm、体重:58kg
CV:渡辺美佐
天の機関と呼ばれるクルシスが布教する世界宗教「マーテル教」の女神。4000年前の古代大戦で勇者ミトスに力を貸し与えたとされており、絶対悪であるディザイアンを封印したとされている。
その実態はクルシスの頂点に立つ四大天使のひとりであり、ユグドラシルが首領を務めるクルシス及びその下位組織であるディザイアンの象徴的存在。身体を失って眠りについており、四大天使に名を連ねているもののその座は事実上の空位となっている。「マーテル教」は人間の心を支配し、救いを求めるように仕向ける為にクルシスがつくった仕組みのひとつであり、世界を救うとされる「神子」は世界再生の旅を通じてマーテルの器を作る為の制度である。
そしてその正体はハーフエルフの女性であり、古代大戦の英雄「ミトス・ユグドラシル」の姉である。
4000年前はハーフエルフ故に疎まれて弟と共に故郷を追われ、大戦を終結させるべく、ミトス、クラトス、ユアンと共に旅をしていた。戦闘時は主にサポート担当らしく、回復術が得意。(ファンダム2情報)
ミトスは戦いの果てに、世界を人種ごと2つに切り裂き、マナを生み出す大樹の種子「大いなる実り」で二つの世界を繋ぎ止めることで戦争を終結させたが、マーテルはミトス達の留守中にマナを独占しようとした人間達から「大いなる実り」を守ろうとして殺害された。どんなに虐げられても決して諦めなかったミトスは姉を失った事で絶望、人間やエルフを憎みクラトスやユアンと共に「クルシス」を設立し、シルヴァラントとテセアラを制圧し世界を支配した。
マーテルは死の間際に駆けつけて来たミトス達に「誰もが差別されることのない世界が見たい」と言葉を残したが、この言葉を歪んだ形で捉えたミトスは「全ての生命が無機生命体になれば差別はない」という発想から「千年王国計画」を実行してしまう。クラトスはマーテルを死なせてしまった慚愧の念からミトスに追従し、ユアンはクルシスに所属しつつもミトスを止めるためにレネゲードをつくった。
マーテルの精神は「大いなる実り」の中に繋ぎ止められており、「大いなる実り」の発芽はマーテルの消滅を意味するため、世界よりも姉の復活を選んだミトスによって4000年間精神だけの状態で留まっている。
ユアンとは旅の中で恋仲に発展し、婚約をした関係であり、彼は今でもその時の指輪を持っている。ユアンがマーテル復活阻止の為にレネゲードを作ったのは、4000年間も死ぬことすら出来ずに留まっている恋人を生き地獄から解放し、永遠の眠りを与える為である。
エンディング時に精霊「マーテル」として生誕し、世界を見守る存在となる。
容姿
緑を基調としており、白いロングスカート。胸元が開いている。前髪は真ん中分け、後ろ髪はとても長い。耳の形は不明。
模様がどう浮かんで?いるのかわからない杖を所持。
ゲームでのアニメ画は一瞬だけ登場。
設定資料等は公開されていない。
メディアによる容姿の違いについて
ゲーム本編では問題なく統一デザインをされて描かれているが、
その後公式に発売された本、ゲーム、紹介イラストなどでは精霊の姿とよく混合して描かれ、紹介されている。
・後に発売されたファンダムVol.2(ファンダム)では、服に少し違いがある。
(ゲーム未収録のイラストが精霊の特徴である葉っぱが付いているため、
どうやらゲーム開発中修正され、服はすべて直せなかったと憶測できる
ミニゲームのドンジャラに登場する牌は修正されなかったのか葉っぱがある)
・マンガ版では、数カットを除いて精霊の姿と同じになっている。
・OVAでは、シルヴァラント編では精霊の姿で描かれていたが、
テセアラ編からはゲーム準拠になっている。
なお、ゲーム中では後ろ髪でほとんど見えなかった背中の服の模様だが、
OVAでは少し見えるので衣装構図の参考になると思われる。
・ゲーム本編の3DCGの前髪、アニメ画は真ん中分けのようにも見えるが、
ファンダム、OVAなど多くのものでは真ん中寄せになっている。
性格
ゲーム本編で彼女が登場するシーンは少ないので言葉にするのは難しいが、弟を心配するシーンなどで彼女の性格を感じることはできる。
作品中、演出などで、神子コレットと被せて描かれていることが多く、二次創作ではコレットのように天然な性格で描かれていることがよくある。
どちらかといえば 弟がいる姉、ハーフエルフで消極的、として共通点が多いリフィルと似ている要素も感じられる
(実際の性格は個人の解釈でお願いしたい)
ファンダム、OVA、小説では旅していたころのシーンがあり、弟や仲間を心配する姿や、茶目っ気のある姿が見て取れる。
レイズに登場した際には、優しい性格ではあるものの人との距離感に無頓着で、デリケートな部分にも悪意なく踏み込んで言葉にしてしまう所があるキャラとして描かれている。
また血の繋がりはなくとも遺伝子情報が近いコレットとは、天然で話がどんどんズレていくところがよく似ている。
外伝作品出演
ミトスは彼女の復活を目的に救世軍に加担していた。
ミラージュプリズン編で、ジュニアの台詞から、ティル・ナ・ノーグに具現化されていた事が判明。
生贄として帝国に殺されかけるが、そこへミトス達が駆けつけ救出。
その際の攻防で致命傷を負うもクラトスがマナを分け与えた事でなんとか延命、後に快復している。
彼女が生存した事でミトスもシンフォニアのメンバーと和解し、主人公達の一行に正式に加入する事になった。
ティル・ナ・ノーグに具現化されたのは4000年前のマーテルであり、自分の死によって弟と仲間たちの関係や世界が歪み、4000年間精神だけの存在となって留まっていた事を経験していないマーテルである。それでも弟たちから一通りの未来の出来事は聞いており、ミトスの行いを許容こそしないものの、自分を助けようとしてくれたその気持ちだけは嬉しかったと述べている。
そして、2020年3月のシンフォニア単独古代英雄イベントで、ユアンと共に参戦。これがLMBSデビューとなり、古代英雄達が全員揃う事になる。
そのイベントでは、帝国による『シンフォニア』の世界の精霊マーテルの具現化が不完全だった際に具現化された歴代の神子達の魂が精霊マーテルとなる為の器にされかかったが、婚約指輪によってマーテル自身の存在維持の力が強まったところで、古代英雄をはじめとする面々の活躍により助かる。その後、ユアンからのプロポーズを受け入れると同時に『ファンタジア』の世界の精霊マーテルが現れて融合できるようになるまで、歴代の神子達の魂を受け入れた。
使用術技は、レリーフヒール、ガイア・スヴェル、グロウス、レ・ディスラプション、エアプレッシャー、リーフウィンド、リームストリーム、アンチマジック、樹々の騒めき、フォレストストリーム(リーフストリームの技変化)、アンチフォース(アンチマジックの技変化)、フォレストレイル(樹々の騒めきの技変化)。
魔鏡技は、「イニング・バインド」「コンフォート・リジェネレイション」「一日千秋」。
関連イラスト
精霊マーテル
(CV:渡辺美佐)
大樹に取り込まれていたマーテル・ユグドラシルの精神と、これまでに犠牲となった神子達、
ドワーフのアルテスタによって作られた自動人形タバサとが融合した、新しい大樹を守る精霊。
また、続編「ラタトスクの騎士」では2年分成長した大樹と、大樹の守人としてユアンが出てくるが、彼女は未登場。
(なお、精霊は本来性別がないので「彼女」の表記が正しいのかは不明)
容姿
緑を基調とし、足元は薄緑色のタイツ。大いなる胸の上には緑の飾りがある。
髪型や顔つきはマーテル・ユグドラシルと同じだが頭の横に葉っぱが付いていることが特徴。
手にしている杖は同型。
キャラクターデザインをした奥村氏の描いた立ち絵イラスト、ラフイラストが攻略本等で公開されている。
こちらは容姿を間違えられて紹介されることはほとんどない。
余談
OVAではマーテルという存在は違う誕生の仕方をし、容姿がタバサのデザインとなっている。
こちらの姿と設定でPixiv内に投稿されている作品は今のところない。
ブランデーの銘柄
1715年にジャン・マーテルが創業したマーテル社(フランス・コニャック地方)の製造するブランデー。超高級品が多い。