概要
とあるtwitterユーザーのつぶやきから始まったネタ。
自分をキリトと似ていると思い込んでいる一般人の自慢風ツイートが改変され、テンプレとして流行したようだ。
キリト本人はもちろん、原作やアニメの内容とは一切無関係である。
ラジオ番組「ソードアート・オンエアー アリシゼーション」の第7回にて、担当声優の松岡禎丞がこの話題に触れ、「キリトに対して使わないで欲しい」との発言があったようだ。
由来
オリジナルツイートはおそらく削除されてしまっているが、現存する中では2017年6月15日に確認できる。
この頃、診断メーカーの結果に付随する「#あなたっぽいアニメキャラ」と題したハッシュタグがトレンド入りしていた。
その流れで大喜利が始まり、どこかズレたオタクたちの自慢話も混じり始めたのだが、そこで(悪い意味で)実質優勝してしまったのが、とあるSAOファン(?)の、こちらの投稿である。
キリトかなーやっぱりww 自分は思わないんだけど周りにキリトに似てるってよく言われるwww こないだDQNに絡まれた時も気が付いたら意識無くて周りに人が血だらけで倒れてたしなwww ちなみに彼女もアスナに似てる(聞いてないw) |
原文ママなのかは今となっては定かではないが、このツイートをしたSAOファンをイキリトと呼称するようになった。
つまるところ作品とは直接の関係がないネタであると言える。
発言者のIDどころか、SAOネタで粋がったオタクの第1号が誰であるのかは正確には不明。実のところ、そもそも実在したのかも定かでない。
由来のさらなる由来
なにゆえ「気が付いたら意識無くて周りに人が血だらけで倒れてた」などという物騒な体験が、自分とキリトが似ている根拠なのか。
それはアニメ1期の第19話「ルグルー回廊」、または原作第3巻245P(戦闘そのものは220P~)で確認できる。巨大な悪魔に変身してサラマンダー部隊を文字通り(喰い)千切っては投げ、(喰い)千切っては投げしたあと
「俺、たまにあるんだよな。戦闘中にブチ切れて、記憶が飛んだりとか!」
と、キリトは発言している。
まとめ
とにもかくにも、イキったのはキリトではなくただのTwitterユーザーであるという事実は、押さえておくべきポイント。
作品とは直接関係のないTwitterネタであるということだけ把握して頂ければと思う。
概要で紹介した松岡氏の苦言についても、キリトというキャラクターを誤解してほしくないという予防線の意味合いと思われる。
濫用し続けていると原作を知らない人の勘違いを招きかねないため、ほどほどに。