概要
八神英二用に神谷重工が極秘に開発したLBXであり、アーマーフレームのタイプはブロウラーフレーム。
デクーの最上位モデルとして開発された機体で、外見はデクーの面影を多く残しているが、センサー系の精度が高く、非常に優秀な長距離射撃能力を備えている。
脚部ブースターの搭載によって強固な装甲に覆われてもなお高い機動力を持ち、攻守・機動力など非常に高い水準を誇る。その機体性能はデクーどころか『W』以降に登場した最新鋭のLBXにも引けを取らないが、並みのLBXプレイヤーでは扱いきれない機体となっている。
基本装備は、大口径の大型ライフル「アーチャーライフル」。
また、W終盤では、ミゼルへの対抗策として、タイニーオービット社の主任研究員、結城研介が開発した新兵装「ルミナスシューター」も装備した。
派生機体
アーミージェネラル
無印において、主要キャラクターにそれぞれ用意された専用LBXのひとつであり、カズ専用の迷彩カラーのジェネラル。
無印では、必殺ファンクション「メガショットシェル」習得の為に本機のパーツを一式揃える必要があるが、本機の入手難易度は非常に高い。
ちなみに、カズは『ウォーズ』にて、探偵見習いとして八神に弟子入りしており、その点を踏まえると何だか感慨深いものがある。
シーサーペント
『W』に登場した、オメガダイン社がジェネラルの設計データをベースに開発した水陸両用LBXで、ジェネラルよりも性能は劣るものの、水中戦に特化した設計へと仕様が変更されている。またAI搭載型なので、自律稼働による無人操作も可能。
また上述の機体仕様とは他に、機体に内蔵された長距離対応無線通信ブイによる通信補助機能が備えられており、これによって通常50~100mほどのCCM電波を中継することで長距離間のLBX操作が可能となっている。
さらに、シーサーペントを指令コンピュータとした他機体のブレインジャックも可能。劇中では脚部をブルド改に換装した機体がこの機能を使った。
基本装備は、潜水艦を模した大型のランチャー系武器「マリンランチャー」。
『装甲娘』においては
ミゼレムクライシス版の追加キャラとして登場。
本名は「ヒイラギ ユウコ」、CVは瀬戸麻沙美。
父が殉職した警官で、本人は探偵ごっこが好き、平和のために戦いたいという、八神英二を意識したようなキャラ付けがされている。
全装甲娘中屈指の巨乳で、本人は他人からの目線については諦めている。
一方で、それによって訓練に支障が出るため、彼女の使用するLBCSは訓練着としても使えるように隊長による改造で出力制限機能が付けられている。
必殺ファンクションは「バスターボール」。
性能は耐久&支援能力に特化した支援キャラで、遠距離攻撃持ちのユニットで固めた編成で真価を発揮する。
ハロウィンイベントでは新規キャラのフレイヤ/クロサキ マリと共にメインキャラに抜擢され、「美少女装甲魔女探偵ジェネラルン」という属性過多な称号を名乗る。
こちらのバージョンは大鎌「呪魂オルトロス」を武器とする格闘系ユニットとなっており、必殺ファンクションは装甲娘オリジナル技の「パンプキンスタンプ」。
性能が支援&耐久系という点は通常版と同じだが、装備できるACCMの違いにより、こちらはより支援に特化したユニットとなっている。
余談
作中では常に八神の技量だけで勝利していた為、お披露目される事は無かったが、プラモのパッケージでは「圧縮弾」が本機の必殺ファンクションとして紹介されている。
出番こそ片手で数えられる程しかなかったものの、活躍した場面の多くが色濃いものであり、派手さはないが堅実な戦闘スタイル、量産機ベースの指揮官専用機という立場も相まって、コアなファンのハートを掴んだLBXとなっている。
また派生機のシーサーペントは目立った活躍が無かったにも関わらず、キット化されている(ジェネラルをキット化する為の布石とも言われているが)。しかも、プレミアムバンダイにて別カラー版も販売された等、商品展開において妙に優遇されている機体である。
そして2012年10月、満を持してキット化。
造形や『W』版準拠の新関節等、非常に完成度の高いキットとなっている。