概要
インディゲームディベロッパーBaroque Decayによって開発されたサバイバルホラーアドベンチャーゲーム。発売元はAnother Indie。
2019年4月25日にSteamにて配信が開始された。
本作は2021年現在、PC、Mac、Linux、NintendoSwitch、Xboxoneなど、幅広い機器でプレイできる。
物語の舞台は90年代の社会。大企業シントラ社に入社した若者ブライアン・パスターナックは、魔女ハンターとしてシントラ社を貶める"魔女"の秘密を解明していく。
本作はSILENTHILLやRPGツクールで制作されたホラー作品の他、多くのマンガ・アニメ・映画の影響を受けている。
ドット絵で描き出される個性的なキャラクター像と凄惨なゴア描写が特徴である。
マルチエンディング方式を採用しており、プレイヤーの行動によって結末が変化する。
ストーリー
(あらすじ)型破りな新入社員向けのオリエンテーションで、パスターナックは彼に課せられた仕事の本当の意味を知るのだった。それは、当初は会社を成功に導いたものの、今となっては社員を苦しめる存在と化した"魔女"を狩ること。風変わりなキャラクターたちと出会い、恐ろしい生き物たちから逃れ、シントラ社の暗い過去の秘密を解明しよう。 ー公式Steamストアページより引用
主な登場人物
- ブライアン
本作の主人公。何の取り柄もない凡庸な若者。
黒縁メガネと赤色のネクタイ、青色のスーツを着用している。
公式がインスピレーションを受けたと明言しているキャラクターはユーリ!!!onICEの勝生勇利。
彼は出勤初日から、オフィスに転がる死体や怪物が徘徊する中で作業する社員など、世にもおぞましい光景を目にする。
そして社内AIのシントラから、この現状は会社を呪う"魔女"によって引き起こされたものであること、そして自分は"魔女"を狩る"魔女ハンター"として雇われたことを知るのだった。
- シントラ
1973年にシントラ社の宣伝用イメージとして作成された、シントラ社の社内AI。社内ネットワーク『シントラネット』にアクセスすることで彼女に会うことができる。
公式がインスピレーションを受けたと明言しているキャラクターは超獣戦隊ライブマンのコロン。
彼女はブライアンに、この社内には会社を堕落させた恐ろしい魔女がいること、そしてブライアンこそがその魔女を狩る魔女ハンターとして雇われたのだということを告げる。
- ケイト
ブライアンの同僚である女性。几帳面な性格。
そばかすとショートヘアが特徴的。
公式がインスピレーションを受けたと明言しているキャラクターは僕のヒーローアカデミアの麗日お茶子。
ブライアンと同じ新入社員なのにも関わらず、化け物が来たときの対処法などを教えてくれるなど、とても頼りになる存在である。
- ヒューゴ
ブライアンと同じオフィスで働く、ぽっちゃりした体型の男性。
彼の同期たちはみな病気や心労で止めてしまったため、結果的に月間優秀社員に連続でランクインしている。
唐突に下半身裸になってケツをコピーしてみたりするが、ケーブルを食ったり化け物の横で作業したりする社員と比べたら遥かにマシに見えてしまう。
- チャップマン
ブライアンの同期。金髪がトレードマーク。
公式がインスピレーションを受けたと明言しているキャラクターは映画『グレムリン2』の『ダニエル・クランプ』。
プライドが高く、ブライアンにきつく当たることも。
- ソーサ
ブライアンと同じオフィスで働くミステリアスな女性。コーヒーが好き。
公式がインスピレーションを受けたと明言しているキャラクターはHUNTER×HUNTERのパーム=シベリア。
初見のインパクトが強いが、ホラー映画やRPGなどを楽しむ会『ビデオクラブミステリオ』に所属しており、趣味を楽しむごく普通の女性であることが分かる。
- マッピー
フードを被った女性。ソーサと共に『ビデオクラブミステリオ』に所属しているらしいが謎が多い。
- ロストフ
髪をアップにしている女性。ソーサとマッピーの関係など、社員についての話を聞かせてくれる。
- デュモン大佐
型破りなオリエンテーションを担当した上司。ドイツの軍人のような軍服を着用し、ダダという名前の馬に乗っている。ダダに乗っていると、何もしなくても威厳を証明してくれる…らしい。
- ドシ
黒髪長髪の男性。コンピュータやプリンター、電話などあらゆるものを修理できる器用な手先の持ち主。
- マローン
赤髪の女性。常に首輪をつけた部下を数人連れている。
公式がインスピレーションを受けたと明言しているキャラクターはアニメ『ダーティペア』の『ケイ』。
ブライアンに対し意味深な質問を投げかけてくる。
関連タグ
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