ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:ズラトロク
編集内容:記事本文を見やすくする為に編集しました。関連タグを追加。

概要

シワテテオ(Cihuateteo、Ciuteoteo、Ciuateoteo、Civateteo)とは、出産で亡くなった女性の魂が妖怪になった者で、絵では鋭い爪を持った骸骨の女性として描かれている。

出産で死ぬ事は、アステカでは戦死と同じく名誉な事だとされていた。

妊婦の遺体は戦勝をもたらすと信じられていた一方、その魂は女妖怪として恐れられた。

日が沈むと十字路に現れて子供をさらい、病気の発作や狂気を引きおこしたり、男を誘惑する吸血鬼であるともいわれる。

ラ・ヨローナ

スペインの植民地化以降には、シワテテオはスペイン語で「泣く女」を意味するラ・ヨローナ/ラ・リョローナ(La Lloronaという名でも呼ばれるようになった。(グアテマラでは「裸の女」という意味のシグアナーバと呼ばれる)

怪談として、南米にこのような話が伝わる。

かつてスペイン人の貴族の男と現地の女が愛し合い、秘密の関係で美しい子を授かった。

しかし、男は貴族の女と結婚して去ってしまったので、嫉妬に狂った女は我が子を溺死させた後に川で自殺して、子供を攫う悪霊になったのだという。

創作での扱い

『東西妖怪図絵』や『妖怪〈世界編〉入門』に、シンナテテオという名で絵付きで解説された。

FCで発売されたロールプレイングゲーム悪魔くん魔界の罠』にも敵モンスターとして登場している。

この名は水木が資料とした書籍『吸血妖魅考』における、「u」と「n」の誤読によるものである。

初出は『ソウルハッカーズ』で種族は”鬼女”。

スペイン語のラ・リョローナ名義で登場し、顔はのっぺらぼうで髑髏模様の衣装を着たフラメンコダンサーという解釈の姿。

  • ラ・ヨローナ~泣く女~

2019年にアメリカで制作され公開されたホラー映画で、17世紀のメキシコの女性が夫に浮気されたことで白いドレスの悪霊と化し、現代の人々にも水と泣き声で呪いを与える。

なお今作は2013年から制作されている『死霊館シリーズ』の一遍である。

関連動画

  • Steampianist with Tsus - La Llorona -

編集者:ズラトロク
編集内容:記事本文を見やすくする為に編集しました。関連タグを追加。