概要
干天の慈雨とは、漫画及びアニメ『鬼滅の刃』の水の呼吸の伍の型である。優しい雨に打たれるように、痛みなく首を切る技。相手が罪を悔いて首を差し出した時などに使用する。
このような鬼に慈悲を与える技は、『鬼滅の刃』で出てきた呼吸法の中でも『干天の慈雨』のみ。
漫画では31話、アニメでは16話で登場。作中で唯一使われた回である。伊之助に投げられて飛んできた炭治郎に対して母蜘蛛が首を差し出したため、壱の型で切ろうとした炭治郎は型を切り替えて使用した。
なお、その前に沼鬼に対しても伍の型を使おうとしていたが、その時は首を差し出して無かったため、意図は不明。
その使用による効果から、ファンの間では某世紀末救世主伝説に登場する拳法に同様の技があることに因んで、「北斗有情剣」などとも呼ばれる。
なお、「干天の慈雨」と言う言葉自体は古くから存在する慣用句であり、単語の意味自体は「日照り続きの時に降る恵みの雨」である。例えとして、待望していた出来事の実現、苦しい時の救いの手と言う意味に使われる。