概要
カタリナ・クラエスの前世であった女子高校生(通称・野猿)の世界で発売されている乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』シリーズにゲーム主人公のライバルの1人として登場する女性キャラクター。
ソルシエ王国のアスカルト伯爵家の令嬢(長女)で、ニコル・アスカルトの妹。父のダン・アスカルト伯爵は同国の宰相を務めている。
プロフィール
性別 | 女性 |
---|---|
出身地 | ソルシエ王国 |
身長 | 150cm前後(※1) |
体重 | |
特技 | |
好きなもの | 読書(特にロマンス小説) |
嫌いなもの | |
CV | 水瀬いのり |
魔力 | 風 |
Power gauge(※2) | 知力:4 パワー:2 体力:2 魔力:3 カリスマ:3 |
(※1)『TVアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」プレリュードブック』の記述より(15歳時点)。身長が判明している主要キャラクターの中では最も背が低い。
(※2)最高値は 5 で、最低値は 0 の魔力を除いて 1 となっている。
人物
両親や兄からは大切にされ愛されていたが、その特異な外見が原因で周囲から「呪われた子」と呼ばれて忌み嫌われ、家に閉じこもりがちだった。
しかし魔力を持つためにいずれは学園に入学しなければならず、人慣れの為に王子主催の茶会に参加した際に心無い貴族の子供達に捕まって罵倒されていたところを、偶然にも通りかかったカタリナに助けられる。
その後、ロマンス小説を語る同志に飢えていたカタリナに捕まり、好きな物語に登場する憧れの王女そのものの彼女と過ごすうちに、愛らしい笑顔を取り戻していく。メアリと違いカタリナに対してはあくまでも「親友」とみているが、初めての友人となったカタリナを強く慕っており、義妹になれる可能性にもとづいて自慢の兄であるニコルを何かとけしかけている。TVアニメではカタリナに自分の気持ちを告白していて、一緒に住む覚悟がある旨を伝えている。カタリナを独占しようとしているジオルドに対しては幼い頃から不満を抱えていて、もし婚姻関係を結ばれたら今までのように会えなくなってしまうと懸念している。
外見による差別も悩みのタネではあったが、それとは別に、よく大切な人を失う悪夢に悩まされる。悪夢の内容は全く覚えていないが、とにかく悲しい事と不安感だけは感覚として残っている。だが、カタリナと一緒にいるとそれが消える。
『FORTUNE・LOVER』における人物像
カタリナの前世(通称・野猿)の世界で発売されている乙女ゲーム『FORTUNE・LOVER』シリーズには、『Ⅰ』の「ニコルルート」におけるライバルキャラクターとして登場する。
カタリナ自身は彼のルートを攻略する前に死んでしまったため、詳細は不明だが、親友であった佐々木敦子の情報によると、ニコルルートは彼を攻略する前に妹である彼女の攻略が必須だった模様。
外見などの基本設定は本編と同じだが、メアリ同様、カタリナの事は嫌っている。
『破滅寸前編』における人物像
魔法学園入学までは野猿の介入がなかったため『FORTUNE・LOVER』と基本的な人物像は同じ。本編の幼少期にもあったソフィアの外見に対する差別が続いていたため、社交界に出ずに自宅で本を読みながら過ごしていた。学園でもソフィアは迫害を受けていたが、その現場で、学園入学後に前世の記憶を取り戻したことでロマンス小説の読者仲間を募っていたカタリナと初対面を果たした。カタリナがロマンス小説のセリフを借りていじめっ子を追い払ったことがきっかけで共通の趣味を語り合うことになり、その日のうちに意気投合した。本編と違って兄ニコルのいないところで仲良くなったため、兄もほぼ初対面だった(ジオルド主催のパーティーで一度会ったきり)カタリナを妹の友人として受け入れた。
こちらでは『FORTUNE・LOVER』でほどカタリナのことを嫌っている様子は見られない。理由として考えられるのは、カタリナが(本編よりははるかに遅いが)学園入学後としては早い時期に前世の記憶を取り戻したことで、事情を知らない人からは改心したと判断されるようになったこと、カタリナとソフィアは接点自体ないため、仲良くはないがキースのような嫌い合うほどの理由もなかったこと(仮にあったとしても「改心」から数カ月程度で薄れる程度のもの)が考えられる。カタリナに助けられた場面ではいくらかの警戒感が見られるが、これはカタリナ自身の問題より、自分が嫌がらせを受けてきた経験が長いゆえの他人への恐怖によるものが大きい。
関連動画
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ニコル・アスカルト(兄)
以下、ネタバレにつき、閲覧注意
実は、カタリナの前世(通称・野猿)の親友であった佐々木敦子の転生した姿である。
ソフィアの悪夢の正体は「親友を事故で喪った敦子の慟哭の記憶」であり、それゆえに「二度と親友を失ってはいけない」という意味で夢に見ているのだが、上述の通り目が覚めた時には忘れている。
前世の記憶がそのまま人格に現れているカタリナとは異なり、ソフィア自身に敦子の記憶はなく、一種の憑依的な状況による二重人格状態にある。但し、カタリナと行動した際、「懐かしい感じがします」と話すなど自覚はないが前世との繋がりはある様子。
敦子の転生としてのソフィアに関しては前世の項目を参照。
なお、「破滅寸前編」でもこの設定があるのかはまだ不明。