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あんたに勝てないと思う 僕の心に概要を
群馬県出身の日本の漫画家。既婚で、現在2児の父。城西大学付属川越高等学校卒業。
1998年、読み切り『彼女は笑う』で第39回ちばてつや賞ヤング部門大賞を受賞し、そのまま『週刊ヤングマガジン』(講談社)にてデビュー。短編「となりのおねえさん」「黄色に染まれ」を発表後、1999年に『別冊ヤングマガジン』にて初の連載作・『サオリ』を執筆。2000年、再度ヤンマガに栄転、『クーデタークラブ』を連載、2002年より代表作『彼岸島』を連載する。同作は2度の映画化、ドラマ化、ゲーム化、ショートアニメ化の他、翻訳されて海外でも出版されている。
氏の作品のファンは『彼岸島』に登場する吸血鬼への公式サイドからの呼称から、「キモ笠」と呼ばれている。
「閉鎖空間や異常事態にて垣間見える人間の獣性・エゴ」を描くことに定評があり、
友人らが異常事態に巻き込まれ、心をすり減らした果てにいがみ合い、そうして壊れた絆が再生する様には目を見張るものがある。
また、描かれたものを強調するシンプルなコマ割り、 “黒”を活かしたおどろおどろしい画、趣味の映画やゲームに影響を受けたであろう大胆な構図、容姿・内面ともに吐き気を催すような異形の描写も特徴的で、恐ろしくもパワフルな漫画が氏の魅力である。
しかし、それも『彼岸島』初期までのこと。
現在では、陰影など荼毘に付したよと言わんばかりのシンプルすぎる作画、「敵登場→苦戦→都合よく便利アイテムを獲得したのを皮切りに逆転→情報収集やキャラ登場or退場→一般人を助けて次の敵の情報収集→また次の敵登場・・・」というRPGのような単調な展開、それでいて唐突かつ必然性のないガバガバなストーリー、明らかにプレイ中のゲームに影響を受けたと思しき唐突かつストーリーに無関係なアイテムや動物の登場、腕の左右間違いといった作画ミス、展開やキャラ設定を数話後には忘却、必然性のない冗長な下ネタや超展開、どんどんエログロ方面にぶっ飛んでいく敵の造形、など、良く言えば省エネかつ独自性に富んだ、悪く言えば手抜きかつ非常に人を選ぶ漫画を描くようになっている。それでも(それが、と言うべきか)読者からは支持されているのだから、世の中分からないものである。ざけんな!
言ってしまえば、絶妙なチープさ、B級ホラーやZ級映画の如き空気感こそが松本作品最大の魅力と言って良い。短所がそのまま長所になる希有な作風であり、ツッコミどころはそれこそ星の数ほどあるのだが、それらも含めて問答無用で”面白い”と思わせる魔性の魅力があるのである。そのため、松本作品の読者はファンなのかアンチなのかよく分からない立ち位置にあり、長年のファンでも平然と作者に毒を吐くし、アンチはアンチで相当に作品を読み込んだ上での悪口を言うなど、ある種独特な層を形成している。某掲示板で、ファンとアンチで言っていることが大して変わらないのでスレッドが統合されたのはその最たる例だろう。
雑誌巻末コメントは、かつては「コタツを買った」等の簡単な近況報告だったが、現在は毎回「○○を見ました。」から始まる妙に上から目線な映画の感想を述べている。
ファンからはたまに「先生ェ」「アイスデブ」「コオジ」「光を司る者」といった愛称や、「豚」「豚先生ェ」といった明らかな蔑称で呼ばれ、敬愛されている。
ちなみに、「アイスデブ」という呼称は「47日間」最終話に登場した、アイスを齧るモブキャラ(メイン画像の人物)に由来する。この何ということのないモブキャラが、作者自身をモデルにしているのでは、とネット上で推測され、読者の間で話題になり、作者の愛称として定着した。
例の顔
最初に断っておくがこれではない。
インタビュー中に見せた、こちらの怒り顔ともとれる死んだ目の表情のことを指し、彼岸島スレでは作者の怒りを表すスラングとなっている。
使用例
「彼岸島って鬼滅のパクリだよなーw」
「やめんかそんなことを言うとコオジが例の顔で襲い掛かってくるぞ」
この作品リストが先生ェのだからちくしょう!!
- サオリ
- クーデタークラブ
- 彼岸島
- 彼岸島 最後の47日間
- 彼岸島 48日後…
関連イラスト・・・・アナタノ・・ミタ・・イ
あったよ関連タグが! でかした!
みんな外部リンクは踏んだな!! 行くぞォ!!
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