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ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルンの編集履歴

2021-02-02 21:58:37 バージョン

ユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルン

ゆすてぃーつぁりずらいひふぉんあいんつべるん

「Fate/stay night」に回想で出てくる人物。

CV:小林沙苗Fate/Apocrypha) / 大原さやかFate/staynight[Heaven's Feel]


以下、「Fate/stay night」及びアインツベルン家の重大なネタバレを含みます










概要

200年前、遠坂およびマキリと協力して、第三魔法の成就を達成するために、聖杯降霊を行ったアインツベルンの当主。通称・冬の聖女。

柳洞寺地下に置かれている大聖杯の魔術式を構成する魔術回路は、ユスティーツアの魔術回路を拡張したものであるが、完全に大聖杯と同期しているため、人格は残っていない。


アインツベルンのホムンクルスは基本的に彼女をオリジナルとしており、アイリスフィール・フォン・アインツベルンイリヤスフィール・フォン・アインツベルンといった後継機達との魂の繋がりがある。


性格

故人であるためFateシリーズの物語中に直接は登場していないが、”不老の代償に一日を永遠に繰り返しているような精神状態だった”とされる。

臓硯は、彼女が大聖杯建造のために自ら生贄になったと思い返しており、後述の経緯からも、大聖杯建造による人類の救済には賛成であったと思われる。


また、StaynightのHFルートでは、後継機としてユスティーツァと繋がりのあるイリヤが、何度か彼女の口調で、マキリとアインツベルンがどうして共に奇跡を目指したかについて、間桐臓硯に語りかけている。これはあくまでイリヤの発言ではあるが、臓硯がはっきりとユスティーツァを思い出していることから、生前の彼女と極めて似ていると思われる。

特殊な出生と精神性の持ち主である彼女だが、第三魔法による人類の救済という理想と、理解者であり仇敵であったマキリをどのように見ていたがが伺い取れる。


「―――あきれたわ。そこまで見失ってしまったの、マキリ」

「思い出しなさい。わたしたちの悲願、奇跡に至ろうとする切望は何処からきたものなのか。

 わたしたちは何の為に、人の身である事に拘り、人の身であるままに、人あらざる地点に到達しようとしていたのかを」



「――――そこまで変貌したか、マキリ」

「問おう、我が仇敵よ。汝は、なぜ死にたくないと思ったのか」


経歴

アインツベルンとは元々、第三魔法に到達した魔法使いの弟子達が、師と同一の個体を作り出して師の到達した奇跡を再現することを目的として起こした工房。

九百年の労苦の末、彼らが磨いた技術の研鑽や努力とは無関係に、全くの偶然によって師と同等、あるいはそれ以上の性能を持つ突然変異のホムンクルスが生まれた。

それがユスティーツァである。


自分たちには偶然でしか作れない彼女が第三魔法を再現してしまった場合、挫折し続けた九百年よりも耐え難い結論が出てしまうことを恐れたアインツベルンの魔術師達は、ユスティーツァ以上のホムンクルスを偶然ではなく自分たちの技術体系で鋳造しようと躍起になったが、叶うことなく、ユスティーツァは第三魔法の証明に成功する。


彼女は第三魔法の再現を可能としたが、それは丁寧な織物のようなもので、何十年も掛けて人間一人だけにしか施せないという、コストが悪くとても人類の救済には届かないものだった。しかも、ユスティーツァ自身はホムンクルスの例に漏れず肉体が脆弱で、心身共に「不老」なため全く成長することも無い、ひとたび城の外に出ればゆるやかな死を迎える存在だった。


「人の手で人間を超えるものは作れても、人の手で人間を救えるものは作れない」

自分たちでは作れない奇跡であるユスティーツァによる第三魔法の証明と、その限界により、魔術師たちは己の限界に膝を折り、ある者は命を絶ち、ある者は城を去った。

そして、人間のいなくなったアインツベルンの城には、魔術師たちが創り出した城を管理するゴーレム・ユーブスタクハイトと、ホムンクルスたちだけが遺された。

これ以降、アインツベルンで作られるホムンクルスは、全てユスティーツァをベースにしたものになる。


城から人間がいなくなって五百年後。創造主の命令によりホムンクルスを生み出し続けていたユーブスタクハイトとホムンクルスたちは、ユスティーツァの再製造は不可能と結論づける。そしてアインツベルンは、貴重な彼女の保存から奇跡の量産へと方針を切り替える。純粋故により多くの可能性を選ぶホムンクルスたちの総意であり、ユーブスタクハイトのみ反対した。


そして、一度に多くの人間を救うために考案されたのが、ユスティーツァを魔術式に置換した人体宇宙・第三魔法の広域稼働装置「大聖杯」である。

マキリという理解者が城に来訪し、遠坂という協力者も得たことで計画は急速に進み、大聖杯を広域稼働させるための莫大な魔力を世界の外側から引き出すための……後に、「聖杯戦争」と呼ばれるようになった儀式が発案、遂に大聖杯の建造とそれを用いた儀式は成った。


しかし、参加した技術者や魔術師たちは、せっかくの大聖杯を己の民族のため、己の社会のために使おうと、殺し合うこととなり、無残な失敗に終わる。


そしてアインツベルンは再び方針を切り替え、最初の目的である、より完成したホムンクルスの製造と第三魔法の成就に立ち返り、命題に忠従する一族として稼働し続けるのであった。

最後のホムンクルスにして、最高傑作たるイリヤスフィール・フォン・アインツベルンが生まれるまで。


関連イラスト

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関連タグ

Fate/staynight

Heaven's Feel 天の杯

遠坂永人 マキリ・ゾォルケン

ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン

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アイリスフィール(天の衣) 黒アイリ


ゾォルユス

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