レインボーシックスシリーズの最新作。
これまでのシリーズとは違い、マルチプレイに重点が置かれている。シージ=「包囲」を意味する通り、屋内での包囲作戦が主体。
概要
プレイヤーはレインボー部隊の一員となり、テロ組織との戦いに身を投じる。
- テロハント:他のプレイヤーと協力してCPUのテロリストを殲滅する。
- マルチプレイ:攻撃側と防衛側に分かれて5vs5の対戦を行う。
- アウトブレイク:期間限定で実装されたモード。未知のウィルスに感染した怪物を相手に、最大3人の選ばれたオペレーターを使用して戦う。
大抵のFPSと違い
- リスポーン不可(一度死んだら復活できない)
- ヘッドショットは必ず即死
- フレンドリーファイア(仲間への攻撃)有効
- 一部の壁は破壊可能で、弾が貫通する。
などの要素がありわずかなミスも許されない。
戦術性が高く、いかに相手の裏をかくかが重要となる。
参加部隊
プレイヤーは分身として各部隊から選抜された「オペレーター」と呼ばれるキャラクターを操作する。
それぞれ固有の能力またはガジェットを持っており、戦法が大きく異なる。
ヨーロッパ
フランス
- GIGN
- TWITCH:偵察用のドローンに罠などを破壊できるテーザーが搭載されている。
- MONTAGNE:展開することで正面を完全に防御できるシールドを持つ。展開中は攻撃不可。
- ROOK:ダメージを抑える防弾チョッキを仲間に供給できる。
- DOC:ピストル型の注射器で仲間や自身を回復できる。
- LION:起動カウント後の一定時間の間に動いた敵の位置を表示する。(※1)
スペイン
- GEO
- JACKAL:足跡を視認できるグラスを装備。足跡をスキャンして敵の位置を探知できる。
- MIRA:壁に敵を一方的に視認できる防弾ガラスを設置できる。
イギリス
- SAS
- SLEDGE:ハンマーで壁や設置型シールドなどを即座に破壊できる。
- THATCHER:EMPグレネードで周囲の罠などを破壊できる。
- MUTE:範囲内の敵の爆弾やドローンなどを封じるジャマーを設置する。
- SMOKE:遠隔で起爆できるガスグレネードを持つ。
- MPS
- CLASH:防弾シールドで身を守りつつ、搭載された電撃で移動速度を下げ僅かなダメージを与える。(※2)
ドイツ
- GSG-9
- IQ:電子機器探知デバイスで罠などの位置を確認できる。
- BLITZ:正面に強烈な閃光を放つシールドを持つ。
- JÄGER:グレネードなどを爆発前に無力化させる迎撃装置を持つ。
- BANDIT:バッテリーを接続して有刺鉄線や補強した壁を帯電させて守ることができる。
ポーランド
- JW GROM
- ZOFIA:壁を破壊するグレネードと衝撃で視界を歪ませるグレネードを撃ち分けられるグレネードランチャーを持つ。
- ELA:衝撃で視界を歪ませるセンサー検知式の地雷を設置できる。
ロシア
- FSBスペツナズ(アルファ・ヴィンペル)
- GLAZ:高倍率のサーマルサイトに切り替えられる高威力のマークスマンライフルを持つ。
- FUZE:壁や床越しにグレネードを数発撃ち込む装置を持つ。
- KAPKAN:入口などにセンサー式のブービートラップを設置できる。
- TACHANKA:威力の高い固定式の機関銃を設置できる。別名:R6Sのナンバーワンアイドル。
- FINKA:ナノボットで味方全員にアドレナリンを注入し、一定時間の間HPや移動速度などを強化する。(※1)
イタリア
- GIS
- MAESTRO:遠隔操作の防弾タレットを設置して、敵を監視または妨害できる。
- ALIBI:自身そっくりのホログラムで撹乱する。ホログラムに射撃した敵の位置を一定時間表示する。
デンマーク
- 猟兵中隊
- NØKK:起動中は足音を軽減し、カメラに映らなくなるデバイスを持つ。
オランダ
- REU(架空)
- IANA:ホログラフによる自分の分身で撹乱・偵察を行う。
ノルウェー
- ナイトヘイヴン(PMC)
- ACE:「S.E.L.M.Aアクアブリーチャー」は水圧を利用した投擲型のブリーチングチャージで、投擲して補強した壁に横に細長い穴を最大3カ所空けて破壊する
アメリカ大陸
アメリカ
- FBI SWAT
- ASH:遠隔から壁を破壊できるランチャーを持つ。
- THERMITE:補強された壁を破壊できる爆弾を持つ。
- PULSE:心拍を検知するセンサーで壁越しに敵を確認できる。
- CASTLE:普通のものより丈夫な防弾バリケードを設置できる。
- NavySEALs
- BLACKBEARD:メイン武器に頭部を保護するシールドを装備できる。
- VALKYRIE:投げて好きな場所に設置できる監視カメラを持つ。
- デルタフォース
- MAVERICK:高火力のバーナーで補強されたものを含む壁などに静かに穴を開けられる。(※2)
- シークレットサービス
- WARDEN:煙幕を透視し、フラッシュから視界を回復させるグラスをかけている。
- レインボー・オペレーション・スタッフ
- ZERO(サム・フィッシャー):「アーガスランチャー」は拳銃型のガジェットで、遠隔操作可能なカメラを発射する
カナダ
- JTF-2
- BUCK:メイン武器にアンダーバレルショットガンがついており、即座に切り替えて使用できる。
- FROST:狩猟用のトラバサミを設置し、踏んだ敵を一撃でダウンさせる。
ブラジル
- BOPE
- CAPITAO:クロスボウで継続ダメージを与えるガスボルトと視界を遮るスモークボルトを撃ち込める。
- CAVEIRA:足音を消して移動でき、ダウンさせた相手を尋問して他の敵の位置を割り出せる。
ペルー
- APCA(架空)
- AMARU:鈎付きワイヤーで窓などから上層階に直接侵入できる。
メキシコ
- FES
- GOYO:焼夷爆弾を装着した展開式シールドを持つ。破壊されると周囲を炎上させて侵入を阻止する。
アジア
韓国
- 707SMB
- DOKKAEBI:コンピューターウイルスで敵の持つデバイスに着信をかけて音を発生させる。
- VIGIL:ジャマーを使い、敵のカメラから身を隠す。
日本
- SAT
- HIBANA:補強された壁を破壊できる小弾を撃ち出すランチャーを持つ。
- ECHO:光学迷彩と視界を歪ませる衝撃波を発する機能を持ったドローンで敵を妨害・監視できる。
中国(香港)
- SDU
- YING:投擲または壁や床に設置後、小さなフラッシュバンをばら撒く装置を持つ。自身は防護グラスにより無効。
- LESION:光学迷彩を搭載した毒針を設置する。敵が踏むと針を抜くまで継続ダメージを与える。
タイ王国
- ナイトヘイヴン(PMC)
- ARUNI:「スーリヤ・レーザーゲート」は窓部分にレーザーを張り巡らし、ダメージを与えて敵の進行を妨害する。
インド
- ナイトヘイヴン(PMC)
- KALI:メイン武器のボルトアクションライフルに低速爆薬で罠を破壊するランチャーを装備している。
中東
モロッコ
- GIGR
- NOMAD:敵を吹き飛ばすセンサー検知式の罠を撃ち出すランチャーをメイン武器に装備している。
- KAID:天井や壁などに張り付いて、範囲内を帯電させて守ることができる装置を持つ。
ヨルダン
- GIGR (非公式)
- ORYX:タックルを用いて壁を破壊・奇襲を行う。破壊した落とし戸を昇ることも可能。
アフリカ
ケニア
- ナイトヘイヴン
- WAMAI:射出された敵のガジェットを吸着し、方角をそれさせる磁力デバイスを持つ。
南アフリカ共和国
- インカバ部隊(架空)
- MELUSI:「バンシーソニックディフェンス」は床や壁に貼り付けるデバイスで、作動範囲内にいる敵に音波を発することで移動速度を下げ、敵の襲撃を遅らせることができる。
オセアニア
オーストラリア
- SASR
- GRIDLOCK:車止め用の棘付き網を複数展開する装置で敵を足止めできる。
- MOZZIE:虫のようなデバイスで敵のドローンをハッキングして奪える。
その他
- シックス(初代):本名、アウレリア・アーノット。組織のトップであり、現場に立つ事はない。様々な実績を打ち立てた後、米国国務省に異動となった。
- シックス(2代目):本名、ハリシュヴァ・パンディ。通称ハリー。心理アドバイザー兼軍事文化アドバイザーとしてレインボーに参加しており、先代の推挙によって後を継いだ。オペレーターのパーソナリティレポートを執筆している。
- 新兵(Recruit):名もなき新人隊員。オペレーターが解放されていない場合は彼らを使うしかない。装備がある程度自由に組み合わせられるので、中には「お前のような新人がいるか」的な動きを見せるプレイヤーもいたりする。初期はパスファインダーオペレーターの武装を好きに選べ、選択によって所属の特殊部隊が変わっていた。代わりに補強が一枚しか使えず、銃にドットサイトを乗せることができなかったが、現在では補強はチーム共有で10枚になり、使用できる武装は減ったものの、ドットサイトが装着できるようになり、攻撃側は秀でた長所は少ないが防衛側は「M870+SMG11」と言った凶悪な組み合わせを使用することができる。
(※1)ゲーム内ではレインボー部隊のCBRN(化学、生物、放射性物質、核)対策部隊に所属しているという設定。
(※2)ゲーム内ではレインボー部隊の市街地戦術対応部隊「GRIMSKY」に所属しているという設定。
多作とのコラボ
同じUBIのトムクランシーシリーズであるゴーストリコンワイルドランズとブレイクポイントで計二回のコラボが行われている。
ワイルドランズでは失踪したカヴェイラを捜索するため、ヴァルキリーがボウマンに連絡を取り、現地にトゥイッチが派遣され、ゴーストたちと手を組むことになる。ブレイクポイントではブレイクポイント側の悪役であるセンチネルが他国へ毒ガスを売りさばこうとしているのを防ぐため、ゴーストたちにリージョンが指令を下す。また、味方NPCとしてアッシュ、フィンカ、サッチャーが登場し、ゴーストリコン側の主人公であるノマドとの掛け合いもある。ちなみに、レインボーシックスのノマッドとゴーストリコンの主人公であるノマドは英語表記が丸被りであるためか、このコラボではレインボー側の隊員にはノマドは「ゴーストリード」と一貫して呼ばれている。余談だが、マーベリックがリークされた当初はデルタフォースの隊員であったためか、ゴーストリコンに関連するのでは?という噂が流れたことがある。
レインボーシックス側にオペレーターとして今作の主人公であるサム・フィッシャーがゼロとして追加された。
射出するカメラや近接武器のカランビットナイフ、使用武器等は全て原作に登場しており、ファンサービスも兼ねたキャラの宣伝とも言える。(スプリンターセルシリーズは2013年以降、続編が出ていない。上述のゴーストリコンシリーズでは頻繁にコラボが行われているが、やはり本編の続編が新世代機で出ていないため、知名度低下の懸念もあるのだろう。)