概要
TCG『WIXOSS』をベースにしたテレビアニメ。2021年1月から放送。
アニメーション制作はJ.C.STAFF。
アニメ第1作から描かれてきた『selector』シリーズや第3作から続いた『Lostorage』シリーズとは異なる世界観を舞台としており、過去作品で登場した専門用語が全く異なる意味で使われている。
あらすじ
世界的VRシステム「W.I.S.H.」が日常に普及した時代。
カードゲーム『WIXOSS』は最大エンターテイメントコンテンツとして広まっていた。
オンラインのバーチャル空間「WIXOSSLAND」では、プレイヤー自身が「ルリグ」となって三人一組の「ディーヴァ」と呼ばれるチームユニットを結成して、チームバトルを介して支持者である「セレクター」の数を競う「ディーヴァバトル」が人気を博していた。
伝説のディーヴァ「夢限少女」に憧れる高校一年生の明日平和は、自らもトップディーヴァになる夢を叶えるため、チーム「No Limit」を結成する。
専門用語など
ディーヴァ
仮想空間でルリグとなったプレイヤーの間で結成されるチームのこと。
三人一組であること以外に特に制約はなく、誰でも自由に結成、解散ができる。
チーム登録することによりディーヴァバトルの参加者となり、ランキング形式で評価される。
ディーヴァタイム
正式名称は「スーパーディーヴァタイム」で、WIXOSSLANDの正式なディーヴァバトルに勝利したチームに与えられる「パフォーマンスを披露する時間」のこと。
セレクター
ディーヴァを選んで推すファンのこと。
アリーナの観客席でディーヴァ達のランキングバトルを観戦している。
手にしているサイリウムの色は応援したい方のディーヴァを表しており、バトル中にセレクターポイント(SP)として数値化され、バトルに勝利したディーヴァの実績として蓄積される。
そのためディーヴァ達はバトルに勝利するだけではなく、セレクターに注目されるためのアピールも必要となる。
登場人物
ディーヴァキャラはリアルネーム/ルリグネームの順で表記。
No Limit
アイドル系ディーヴァ。主人公が所属。
Card Jockey
DJ系ディーヴァ
うちゅうのはじまり
バンド系ディーヴァ
DIAGRAM
ダンサー系ディーヴァ
きゅるきゅる~ん☆
お笑い系ディーヴァ(元アイドル系だったが8話でやらかしたことの落とし前としてお笑いに格下げとなった)
デウス・エクス・マキナ
現在のトップディーヴァ
その他
- 結城阿左美(CV:M・A・O)…「Heaven's Door」の店長
- ミカ(CV:本渡楓)…Card Jockeyなどを担当する、アークエンジェルのプロデューサー
- マスターX(CV:間島淳司)…ディーヴァバトルの実況担当
- サバちん(CV:葉山いくみ)…ディーヴァバトル専門番組「DIVA'S TV」の司会。バトル時の勝者インタビューも担当
- リエ(CV:内田真礼)…元「夢限少女」のメンバー。「フューチャリング・ディーヴァ」のゲスト解説を担当
余談
カードゲームWIXOSSともコラボしたVTuberグループ「にじさんじ」のメンバーが観客に紛れ込んでカメオ出演している。
第4話では、にじさんじ内のユニット「さんばか」が作中のディーヴァとして登場した。
第7話では同メンバーと共に本作のキャラ原案のしぐれういもカメオ出演している。
アニメ第1作で物語のターニングポイントとなったのは6話と7話。そして本作の6話が始まった瞬間に視聴者が見たのは ボ ー ル ペ ン でスマホの画面を叩き割るというどこかで見覚えがありすぎる女子力(物理)。
そして7話では女の子同士の痴情の縺れからの ボ ー ル ペ ン による刃傷沙汰という最悪の想像を真に受け「そんな深夜アニメみたいな!」「ボールペンはダメだよ!」と危機感をあらわにするという主人公。世界観が一新されてもなお弄られ続ける誰かさんには笑いが止まらないが、自業自得である。
この他にも演出などで旧作愛に溢れた描写が見られる他、CGアニメによるライブシーン初披露、何より拗れた人間関係が修復され爽やかに終わるなど、過去作をリスペクトしつつ同時に過去作との違いを鮮明にした回であった。