汐見橋駅
しおみばしえき
大阪府内にある南海電気鉄道の駅。
概要
大阪市浪速区桜川3丁目にある南海汐見橋線の駅(NK06-5)。当駅に面した千日前通の地下に、OsakaMetro千日前線と阪神なんば線の桜川駅がある。
南海高野線の前身・高野鉄道の道頓堀駅として開業し、同社が南海鉄道(南海本線の前身)と合併した際に、駅北側の道頓堀川にかかる橋にちなみ、現在の汐見橋駅に改称した。
歴史的経緯から、公式には現在でも高野線の起点になってはいるが、1985年に岸里玉出駅(1993年以前は、岸ノ里駅)で完全分断される前から、帝塚山駅以南への列車はほとんどがなんば駅発着になっており、実際の運行系統に倣って、当駅〜岸里玉出の汐見橋線に対し、なんば〜高野山極楽橋は高野本線と通称されることも多い。なお汐見橋線としては当駅が終点になる。
岸里玉出駅の高架化工事が終盤に差し掛かった1993年〜1996年にかけて、汐見橋線は高野本線どころか、南海本線とも一時的に分断され、当時使用していた1521系が、ねぐらである住ノ江検車区を使えなくなったため、廃止になっていた天王寺線の検車施設を当駅2番線側へ移設し、使用する2〜3編成を交互に使うことでしのいでいた。この検車施設は、岸里玉出駅の汐見橋線ホームが高架化され、南海本線とつながったことで役目を終え廃止になっている。
駅構造
頭端式1面2線の地上駅。
列車は30分に1本しかなくローカル線色が強い。
2番線はごく一部のみ。
乗降人員
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は647人である。 ※
- 利用客数自体は、なんば駅はおろか、高野本線の橋本駅にすら遠く及ばないものの、阪神なんば線が開業したあと、利用者としては約2倍くらい増加している。
年度 | 平均乗降人員 |
---|---|
2008年度 | 364人 |
2009年度 | 420人 |
2010年度 | 444人 |
2011年度 | 471人 |
2012年度 | 495人 |
2013年度 | 514人 |
2014年度 | 526人 |
2015年度 | 574人 |
2016年度 | 575人 |
2017年度 | 602人 |
2018年度 | 621人 |
2019年度 | 647人 |
参考資料