CV:津田健次郎
概要
顎にはうずまきボルトやカワキの掌にも刻まれている「楔(カーマ)」を持つ。
人物
左の頬に「Ⅳ」の文字が刻まれた、辮髪が特徴で修行僧のような出で立ちをした男。
一見紳士的な物腰だが酷薄な言動が度々目立つ。かつて父親に虐待されていたカワキを大金と引き換えに養子として引き取り、自身を彼の“父親”と称しているが、彼に対しては改造手術を施したり、楔を刻むための人体実験に利用するなど、自分の目的を遂げるための“道具”としか見ておらず、以前の父親以上に残虐かつ暴力的で無慈悲。
カワキのことを自身の「器」と称しているが…
能力
「NARUTO‐ナルト‐」作品を含めても最強クラスの戦闘能力をもつ。
その戦闘力は肉弾戦でナルトとサスケを圧倒する程であり、大概の術は「楔」で吸収するので大抵の忍術も通用しない。
物体のサイズを小さくする能力を持ち、自身を極小化し攻撃を回避したり、刺されたことに気づかないほど極小化した杭を瞬時に元のサイズに戻すことで、奇襲をかけて致命傷を与える戦法をとる。
ただし、その強大な力はジゲンの体に負担が大きく、ナルト・サスケの2人と戦った際も圧倒こそしたものの、その実チャクラを枯渇同然まで使い切るという極度の消耗を余儀なくされている。
正体(ネタバレ注意!)
その正体は、大筒木一族である大筒木イッシキの現在の器。かつては普通の人間であり、「楔」によって後天的に大筒木となった存在である。
元々は六道仙人の時代に生きていた修行僧の一人。
ある日、カグヤの裏切りによって致命傷を負わされたイッシキと運悪く出会ってしまい、自身を縮小したイッシキによって脳内に侵入・寄生され、意識を乗っ取られてしまう。
その後改めて楔を刻んだものの、ジゲンの身体は楔に適合しておらず、イッシキが転生しても三日と持たず寿命を迎えてしまう。
そこで、イッシキの転生に耐えうる「器」として選別され、楔に適合したのがカワキであった。
つまり、ジゲン自身はイッシキの純粋な被害者というのが真相。
ジゲン本来の意志はイッシキに乗っ取られているため殆ど見られず、唯一の描写としてナルト&サスケ戦後にイッシキの意志に反して痛みから涙を流している。
そして、果心居士との戦闘で追い詰められたイッシキが転生を強行し、楔に上書きされる形でジゲンとしての身体も消滅するという哀れな最期を遂げた。