オニゴッコワルド
おにごっこわるど
概要
トジテンドが人間界侵略の為に、鬼ごっこの世界「オニゴッコトピア」を閉じ込めたオニゴッコトジルギアをクダックに組み込んで、鬼の形相で誕生したワルド。
頭部は側頭部から角を生やした赤鬼を模していて、更に額へは青鬼のお面を被っている。また両腕には、鬼の金棒を模した飛行ブースターを装着する。
オニゴッコトジルギアの力を悪用する事で、鬼だけが無尽蔵に増え続け人々を追い回す世界を作る事が出来る。
具体的に説明すると、オニゴッコワルドにタッチされた者の額に青鬼のお面が付き“鬼”となる。鬼となった者は自分の意思とは無関係に人々を追いかけ続け、それにタッチされた他の人も同じくお面が付き鬼に変化。これの繰り返しによるねずみ講で侵略先の住人は強制鬼ごっこをさせられる仕組みだが、鬼になっている者は事実上身体のコントロールを奪われる仕様上、侵略行為へ抵抗する勢力を妨害する手段としては非常に有効。迂闊に攻撃をすれば鬼ごっこで動き回る人間を巻き込むリスクが発生し、それへ尻込みしている間に鬼からタッチされれば身体の自由が奪われて無力化されると言う訳である。
総じて、上手く使いこなせれば侵略先を無血で制圧する事も可能だろうな能力だが、あくまで鬼ごっこと言うゲームの為、青鬼のお面の眉間にあるスイッチを押せば鬼役のマーカーがオン・オフされ、ゲームの強制終了が可能。
しかし自身がゲームの中核になっているのはオニゴッコワルドも承知しており、直接スイッチを押しに来る相手の隙を突いてタッチしようとしたり、強制鬼ごっこの繰り広げられる最中に陣取って民間人に攻撃が当たる様誘う等の狡猾な立ち回りを取る。更に両腕をブースターで飛ばして離れた間合いの相手をタッチする『ロケットタッチ』なる技も使う。
能力の特性上、そう簡単に攻められる事が無いポジションを取れるからか、余裕をこいて「~オニゴッコ」と言いつつ、鬼に追い掛けられる人々を遠目で見て馬鹿にする小憎らしい性格。
活躍
余談
「鬼ごっこ」自体をモチーフにした戦隊怪人はこのオニゴッコワルドが初。
また、「鬼」繋がりで東映公式ホームページにはとある「鬼」の並行世界を思わせる書き出しが書いてある。
声を演じる寺島氏は今作が特撮初出演となる。