「ずっと!ずっと!みんなを愛してた!忘れたことは一日だって無いッ!これからだってッ!」
概要
50代という年齢を感じさせない程の若々しさのある美人だが、時折若干老け込んだような顔貌になることもある。
長男・常敏を救うため、他人の子供を殺した罪状により刑務所に服役しており、15年の刑期を満了して出所した。刑務所の女性職員たちには「あたしたちはあんたのことが大好きだった」と言われる程、敬愛されていた。
出所後は、東方邸内で神出鬼没に姿を現すようになる。
出所して真っ先に憲助ではなく常敏に連絡を取ったり、結婚指輪を投げ捨てるなど、憲助に対しては何かしら思うところがある様子。
憲助に対しては冷たいが、息子たちのことは「忘れたことは一日だってない」と言うほど愛している。しかし愛情は愛情として、ナメられるのは我慢ならない性質らしく、母である自分の顔も忘れて破廉恥な無礼を働いた常秀に対しては、後述のスタンド能力で折檻を加えた。
これは常秀だけではなく、順序や配慮を考えずに唐突に母と名乗り出て、いきなり子供に抱きつこうとした花都の方にも問題はあるが、今の東方家に正面切って訪問しても門前払いされる可能性が高く、多分に憲助への当てつけもあって、敢えて強引な行動を取ったと思われる。
その後は長らく登場することはなかったものの、106話にて再登場
既に死亡した常敏の亡骸を発見し号泣しており、続く107話ではシチューの差し入れにやってきたことが判明する。
その後は常敏を死に至らせた元凶から挑発を受け、更に涙を流すも衝動的にならず無闇に攻撃しない冷静さを発揮、新ロカカカのことも常敏から既に聞かされていたようで、全てを理解した彼女も争奪戦へ参戦することとなる・・・・
スタンド
スペース・トラッキング
カードとカードの間に挟んだものを『隠す』ことができるスタンド
花都が常に持ち歩いているトランプを使う。カードの隙間から携帯電話を出現させたり、カードと床の間に椅子を隠すなどの芸当を見せており、エニグマやD4Cに似たような能力である。
詳細は初登場以降長らく不明だったが、107話にてようやくスタンド像とスタンド名が判明
見た目は肩が厳つい人型タイプで、表面にはトランプの模様が並ぶ。
顔にはドミノのような模様が目の代わりについており、薄ら笑いを浮かべている口が一つだけとかなり不気味、そして顎が妙に細長い。
前述の通り、ただ物を隠すことしかできない能力ではあるものの、「カードで挟むだけ」という発動条件の容易さからかなり応用が効き、実際に作中でも常秀への奇襲や、相手を地面に押さえつけるのにも使われている。
また、『隠す』対象はどんなものでも構わないようで、椅子の脚やロカカカの鉢植え、人体の一部、果てには人間を一人丸ごと『隠す』描写もあった。
いまいち使いづらいスタンドが多いジョジョリオンの中でも飛び抜けて利便性が高く、ペイズリー・パークと並んで最も便利なスタンドの一つだろう。
関連タグ
東方憲助(元・夫)