「リンクは一人じゃないんだよ!オイラだっているんだ!」
CV:森夏姫(ティアーズオブザキングダム)
概要
リトの里に住むリト族の少年で、当代における里一番の戦士であるテバの息子。
ブレスオブザワイルド
まだ幼く、基本的に父と共に里の北にある訓練場に籠って父の行う修練を見守っている。父親にはリーバルのように強い戦士になってほしいと願われているが、母のサキには心配されている。
父親の影響を受けているようで、ヴァ・メドークリア後に訓練場への参加を断るとリンクに対して「フン… 臆したか…」と口にするなどアレな言葉遣いをすることがある(悪気はないとのこと)。
厄災の黙示録
派生作品である厄災の黙示録ではDLCストーリーにて100年前の時代へやって来てしまったことが判明する。
迷いの森に迷い込んでしまい、リト族の子供を保護するためにやって来たテバとリーバルに助けられる。この時にリーバルと交流があり、風を読む才能を披露したため彼にはいたく気に入られていた。
登場するのはここくらいでメインストーリーには絡んで来ない。
ティアーズオブザキングダム
ブレワイの続編である本作ではメインキャラとして登場。
前作から数年を経たことでリンクと近い背丈まで成長し、弓を担いで戦線に出るようになっている。
リトの里に発生した大寒波の原因を探るため調査を行っているが、無鉄砲なところがあり危険な場所にも一人で突っ込んで行ってしまうのが玉に瑕。
テバやハーツ達からはこの性格を咎められているが、実力は多くのリト族から認められており、特にチューリのみが持つ前方に突風を起こす能力は、大寒波の原因と思われる雲に向かうためには必要不可欠という。
調査を進める過程で油断して魔物に弓を奪われたところをリンクに助けられたことから、仲間と協力する事の大切さを学び精神的にも成長。
その後、吹雪の元凶を倒すと、謎のリト族の男性が姿を現す。
彼はハイラル建国時代に封印戦争で魔王と戦ったリト族の戦士「風の賢者」であり、チューリはその末裔であった。
リンクと共に戦うことを決めたチューリは賢者の秘石を受け継ぎ風の賢者として覚醒。
以降はチューリの分身を介して、賢者の力である突風を起こす能力をリンクも使えるようになる。
性能
仲間にすると『リーバルの猛り』を思わせる気流発生能力が利用可能になるが、リーバルと異なり水平方向である。
パラセールに追い風を加えて移動距離を飛躍的に伸ばすことが可能であり、マップの踏破を大いに助けてくれる。パラセールを開くと自動的に背後に付いてくれるので、能力を使いたいときに使えないという心配もない。
その他「コログのうちわ」のような吹き飛ばし効果としても利用可能であり、イカダを動かしたり、崖際の敵を落としたり、砂山を崩したりなど活用場面は多彩。ただし暴発して貴重な素材などを吹き飛ばしてしまう事故も発生しうるため注意が必要である。
戦闘時にはオオワシの弓を使用した射撃でアシストしてくれる。
リンクが使うと3本に拡散する弓だが、チューリの場合は一点にめがけ3連射する。基礎攻撃力自体はあまり高くないが、精度がずば抜けており高確率で敵の弱点を撃ち抜くため総合的な火力はそれなりにある。魔物の多くが弱点に被弾した際にはダウンして短時間行動不能となるため大きな攻撃チャンスにもなりうる。
体が小さく飛行可能であるため荒れた地形や狭い場所でもリンクにピッタリ随伴してくれるのも高評価点。
なにより随伴してくれる仲間の中では唯一の飛び道具持ちというところが大きく、他の仲間は接近しなければ攻撃が当たらないのに対して、チューリはどの位置にいても射線さえ通っていればしっかり敵を狙い撃ってくれる。
しかしながら弱点として、シビレリザルフォスの角を刺激して電撃を誘発したり、武器を修復してくれる岩オクタを勝手に倒してしまう問題がある。
前者は近くで巻き込まれると洒落にならないダメージを受ける羽目になるので、これと戦闘になりそうなときにはチューリを下げるか、遠距離攻撃でさっさと仕留めておけば安心。
後者の場合は事前に盟約を切っておこう。
戦闘中の彼をよく見ると、羽ばたいて低空をホバリングしながら嘴と足を使って弓を3連射している。テバやリーバルですら弓を使う時は空中で姿勢を制御して手(翼)を使っていた事を考えると、彼の才能がいかに凄いかがよく分かる。
余談
名前の由来はチューリップ。
リト族の名前は鶏の部位が元ネタのため、花の方ではなく手羽元の方である。
関連タグ
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド ティアーズオブザキングダム
スタルキッド/しあわせのお面屋:続編でメインキャラクターに昇格したゼルダの伝説キャラクター繋がり。ただし、お面屋はよく似た別人の可能性もある。