本項目はテレビアニメ『ゴジラS.P』に関する重大なネタバレを取り扱っております。
アニメ鑑賞前の閲覧は初見の楽しみを大きく削ぐ可能性があります。
以上を踏まえ、閲覧は十分注意して行ってください。
概要
第7話序盤、マンダの群れを追跡するように東京に上陸を果たした赤い超巨大生命体はマンダ1体を喰い千切ったのち高濃度の"紅塵"の中でその形態を変化させる。
巨大な足で大地を踏みしめ、紅塵の中から姿を現したその顔は……
……かの『婆羅陀魏様』と瓜二つであった。
本作のゴジラ(もとい怪獣たち)はシン・ゴジラ同様、自らのDNAを書き換えて姿を変化させる能力を持ち、この姿はアクアティリスが陸に適応するため変化した形態だと思われる。
第2話からのOPにてシルエットは登場しており、「バランではないか?」と言われていたが、背鰭の形からゴジラの亜種だとも推測されていた。
頭部は確かにバランに似ているのだが、長大な尻尾の先に畳まれ退化した尾びれなどアクアティリスにあった水棲生物らしさもかなり残っており、背中にはやはりゴジラらしいヒイラギの葉のような背鰭がある。
なのでデザイン的にはバランとチタノザウルスのハイブリッドにゴジラの背鰭を付けたという、かなり複雑なものとなっている。
名称はウルティマ、アクアティリス同様、ムービーモンスターシリーズのソフビ情報にて判明したが、あろうことかNetflixでの7話配信日(※テレビ放送の1週間前)に発表されるという凄まじいネタバレが起きた。(ウルティマはともかくアクアティリスの時はテレビ放送で登場した直後で発表された)
劇中での活躍
- 第7話『じかんのぎもんふ』
マンダの群れを追っていたゴジラアクアティリスが上陸したのち群れの一体を襲撃し、喰い千切った直後にこの姿に変貌した。
この際に発した鳴き声は従来のゴジラのものではなく、バランそのものであった。
また、この形態から"ミサキオク"の伝承にある『ゴジラ(古史羅)』の名前が使われるようになった。
- 第8話『まぼろしのすがた』
代々木公園にて、松原美保の指揮する自衛隊からの砲撃を受けて、マイナス20度の冷気を口から放つ能力を披露。
警戒のために中断していた自衛隊は妙な動きを見て砲撃を再開するが、その砲撃の爆発が冷気に触れた途端爆炎へと変じて一帯を巻き込む熱膨張を起こして周囲500mを吹き飛ばし、自らは紅塵を結晶化させて石化したような姿になり活動を停止した。
当初は紅塵の放出も止まったこともあってか自滅したと思われていたが、調査によって中身は骨を残して液状に融解しているらしく、『蛹』になっていたことが判明し、さらなる進化が危惧されている。その様子からユンは灰になって蘇る『不死鳥』のようだと語った。
また、爆発の後には地面に大量の紅塵と巻き込まれたラドンの死骸のほか、異臭を放つ粘性の液体や不自然にねじ曲がった電灯が残されていた。
余談
「Amphibia(アンフィビア)」とは“両生類”という意味。
口から放った冷気は、ボツになったGMK版バランの能力が採用されたと考えられる。
また、身体から放たれる大量の紅塵は気候にも影響を与えるという。
関連項目
蒲田のあいつ…陸上に上がったばかりの形態(第2形態)としてアクアティリスよりも共通点が多い。また、そこから一部のファンからは「ウルティマに至る前段階の『第3形態』も存在するのでは?」と考察されていたが後に……。