インフェルニティ
いんふぇるにてぃ
インフェルニティは、遊戯王OCGのカードの種類。
概要
手札を0枚にして効果を発揮するハンドレス・コンボが特徴。
手札というものは、遊戯王に限らず多くのカードゲームで、何かしらの「行動」を取るために欠かせないものである。手札が0枚の状態ということは、自分がほとんど行動できないという非常に厳しい状況となる。
そのため、その条件を要求するこれら「インフェルニティ」は、プレイヤーは常に危険な状況に立たされる必要があるため、上級者向けのカードとされる。
・・・のだが、実際のところインフェルニティには「モンスターを墓地から特殊召喚する効果」が多く、墓地にカードがたまってさえいれば、手札0の状況からいっきにモンスターを大量展開し優位に立つことができる。
しかし、上級モンスターや必要ないカードが手札にたまってしまうと、今度は「手札0」の状況を作るのが難しくなってしまうため、デッキ構築にはやはり高度なテクニックが要求される。
デッキの変遷
2009年3月
ゲーム「遊戯王5D's STARDUST ACCELERATOR - World Championship 2009 -」が発売。
その特典カードとして、「インフェルニティ・デーモン」「インフェルニティ・ドワーフ」「インフェルニティ・ガーディアン」の3枚、
攻略本の付録カードとして「インフェルニティ・デストロイヤー」が登場。
鬼柳のカードがOCG化されたためファンは歓喜したが、その登場当初は「手札0枚」という厳しい条件のわりに、決定打となりうるカードも少なく、ファンデッキ程度の強さにとどまっていた。
後に拡張パックにて「インフェルニティ・ビースト」「ネクロマンサー」、サポート罠カード「インフェルニティ・フォース」らが登場し、少しは強化されたが、それでもやはり決定力不足であり、なかなか使用されなかった。
同年8月、週刊少年ジャンプにて「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン」が登場。しかしインフェルニティとの関連性は薄く、インフェルニティデッキでも召喚しづらいカードだったため多くの鬼柳ファンは落胆させられた。
どちらにしろ、このころはインフェルニティは鬼柳ネタくらいにしか扱われず、実用性も低いあわれなデッキだった。こんなんじゃ・・・満足できn(ry
2010年2月
インフェルニティは長い間ファンの間で細々としか使われなかった。
そして今後強化されることはない、されたとしても毛が生えた程度だろう、と誰もが思っていた…。
だが奴は 弾 け た 。
拡張パック「THE SHINING DARKNESS」が登場。
このパックでは、アニメでの鬼柳再登場に合わせてインフェルニティシリーズのカードが大量収録されることとなった。その中で、永続魔法「インフェルニティガン」、インフェルニティと名の付くチューナーが登場。
これらのカードを既存の「インフェルニティ・デーモン」・「インフェルニティ・ネクロマンサー」と組み合わせることで、手札0枚の状況からシンクロモンスターを大量展開できるコンボが可能となる。
果てには、初手が揃っていれば、ゲーム開始1ターン目から強力シンクロモンスターである「氷結界の龍トリシューラ」を3体場に並べて1ターンキルする事も可能であった。
このことからインフェルニティは、クロウの使用するBFシリーズ同様、公認大会で上位入賞も狙えるガチデッキと化したのであった。満足するしかねぇ!
2010年9月〜現在
しかし、さすがに強力すぎた為、「インフェルニティガン」は制限カードとなってしまった。しかし現在でも「ガン」の効果モンスター版である「インフェルニティ・ミラージュ」が無制限で存在し、「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン」やエクシーズモンスターを用いた他のコンボも開発されており、まだまだ現役である。
俺たちの満足は、これからだ!
モンスター一覧
OCG化されているもの
漫画版5D'sのカードも含む。