※本記事には単行本未収録のネタバレ情報を含みます。閲覧の際にはご注意ください。 |
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概要
第138話で初登場。呪術界の御三家である禪院家の呪術師。特別一級呪術師。額に傷、ぼさぼさの髭と髪が特徴で体毛も濃く清潔感の無い容姿をしている。初登場時では陰気な表情で終始無言であり、冴えない印象を人に与えるタイプである。甚爾と違って女にモテないと推測される。
禪院直哉の発言から禪院家を出奔した禪院甚爾こと伏黒甚爾の兄弟(おそらくは兄)と思われる。またこの事から禪院直毘人の兄の子であると思われる。
才能はあるが、自分達を露骨に見下し、顔の事で煽ってくる直哉に不快感を抱いており、彼が当主になるくらいなら宗家から離れた立ち位置の伏黒恵が当主になる事に異論を挟まないほどに嫌っているように思われたが、実は再登場時の第148話で全財産が恵に渡るのは嫌であり、扇と共謀して彼の殺害を画策していることが明らかになった。このことからネット上では「心もブサイク」「心ブサイク」とまで言われることになった。
活躍
禪院直毘人が死亡した際、主治医が遺言状を開示する為に集めた場で、禪院直哉、禪院扇と共に登場した。
その場で自身を煽ってくる直哉に対して殴り掛かかり、その後、次期当主として伏黒恵が選ばれたことを知り、その場を引く。
再登場したのは、それから二か月後の148話。
禪院家の遺産を引き継ぐために、合法的(あくまでも呪術界の中では)に伏黒恵を処理しようと、扇から提案された策略に乗る形で、真希・真依を始末しようとしたところ、逆に真希が覚醒したことで禪院家の人間の皆殺しを始めたので、真希を止める為に禪院家の戦力を駆使して真希に挑む。
しかし、真希の圧倒的な身体能力の前に禪院家の全戦力はなすすべなく殺されていき、甚壱も自身の術式を駆使して真希に挑むものの、結局はほぼ瞬殺に近い形で首を切断されて殺される。
擁護意見
実は直哉は「顔がアカンわ」と言っただけでブサイクとまでは断言していない。また、元々恵自身、禪院家との繋がりが薄く、彼自身も積極的に禪院家の内情には深く関わって来なかったことを思えば、全財産を恵が相続することに拒否感を持って行動すること自体は自然な感情ではあるし、恵殺害計画の件に関しても、虎杖の保護を最初に行ったのが恵であることを考えれば、禪院家でなくとも呪術師として殺害を考慮に入れて行動する点は致し方ないとも言える。
また同じ組織に属する禪院蘭太が真希との交戦時に重傷を負った際動揺していること、蘭太自身も甚壱を信頼している言動が多いことから、血も涙もない外道というわけでないと思われる。
最も、身近な親族の殺害までも考慮に入れた行動に加担した点は擁護のしようがなく、その結果真希に首を斬り落とされて死亡したので既に無意味であるのだが。
どのような術式をもっているか、戦闘スタイルはどうかについては不明だが直哉の煽りに素手で構えていたため肉弾戦を得意とすると思われる。
真希戦では攻撃時に無数の巨大な拳が現れ、周囲にクレーターが出来るほどの破壊力を持った連続攻撃を行うという技をみせており、破壊力に関しては特別1級に相応しいと言える。