概要
フグ科に属する汽水〜海水に生息する魚。
猛毒テトロドトキシンを持ち、また10~20㎝と小型の為一般的には食用にされない。
防波堤などに多く、餌を盗るのが上手い為、害魚・外道として嫌われており、釣れても海に戻さずに防波堤に捨てられることが多い。
食性は雑食で、特にエビなどを好む。
小型なので他の種に比べ危険は少ないが、歯は鋭いので噛まれると痛い。
産卵の際には大勢の雌が海岸に上がり、一斉に行う習性を有する。クサフグは体外受精を行うので、その後に雄がやって来て大量に放精する。従って、クサフグに夫婦などと言う概念はなく、子孫を残せるかどうかは完全に運ゲーである。
前述の通り小型故に可食部分も少なく、トラフグなどとは異なり筋肉や皮膚にも毒があるので食用として一般に出回る事はない。一応、毒のある部位を取り除いて捌く技術と資格さえあれば美味しく頂く事自体は可能。
調理法は刺身が一般的とされている。