CV:小山茉美
概要
死の王国ヘルの女王で、エイルの母である。
体が朽ち果てており、死神のような姿をしている。
人の死によって己の力を増す。すべての生者を死者とすることを望み、リーヴ・スラシルなどの死者を眷属としてアスク王国領へ侵攻する。
非常に自己中心的な性格で、自分(死)を絶対だと思っている。なので自分以外は駒や格下としか思っていない節がある。
エイルの事も骨の髄まで利用し支配しており、時が来るまで生者に従うよう指示している。
死の呪いをかけるときと、その呪いを受けたものが死ぬ時しか姿を現さないことから、不必要にヘル領内から出られない事情があると読んだ特務機関は事情を探るべくヘル領内へと足を踏み入れることとなる。
名前の由来はもちろん北欧神話の女神ヘル。プレイヤーからは「ヘルママ」、「ヘルマッマ」等呼ばれている。
ユニット性能
死の王 ヘル(敵ユニット)
属性 | 緑 |
---|---|
武器種別/タイプ | 斧/飛行 |
武器 | ヘル(専用) |
(武器以外のスキルは登場章により変化)
ヘルの武器効果がかなりユニークで奥義が発動しやすいに加え、敵が魔法・杖以外の時、敵の魔防でダメージ計算、かつ自分のHPが2以上で敵の致死攻撃を受けてもHPが1残ると魔法や杖でなければ敵の魔防がダメージに影響するという魔法武器のような効果で祈り効果が付いている。でも普段の祈りとは違い、一回しか発動しない
ちなみにヘルは武器としては斧の扱いだが形状は死神の鎌(デスサイズ)そのものである。
なおスルトと違い、初登場時(3部3章5節)から何度も戦うことになる。
死の王 ヘル(神階英雄)
「我が名はヘル。死の王国を統べるもの。
死は誰にも抗えぬ。
貴様も運命を受け入れるがいい。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/飛行 |
武器 | 死鎌ヘル(専用) |
奥義 | 月光 |
A | 遠距離反撃 |
B | 警戒姿勢3 |
C | 死からは逃れられぬ(専用) |
2020年7月に闇の神階英雄として遅れてやっと実装。前のストーリーのボスだったスルトは第二部終了から二ヶ月後に登場したがこちらは約一年も経過していた。
速さの基準値が41と全キャラでもかなりの高さ。
専用武器は死鎌ヘルに変更。飛行特攻無効に加え、敵だったときの専用武器「ヘル」の効果と同じでキラー武器効果と敵が魔法/杖以外の時は敵の魔防でダメージ計算、かつ自分のHPが2以上で敵の致死攻撃を受けてもHPが1残る祈り効果を据え置きつつ強化された。遠距離反撃を持ってきたのでかなり戦力としての幅が広まる。ラスボスとして恥じない強さとなった。
専用Cスキルは周囲二マスの敵は戦闘中のみ全ステータス-4。能力を下げたり、警戒態勢でダメージを抑えつつ反撃するといったカウンターに特化している。生命の護符を持っていると体力を維持したりと死鎌ヘルを発動させやすくする編成も。
しかし複数体の敵を相手にするのは苦手。一度の戦闘で攻撃に耐えても次の攻撃からやられてしまう。守備は並、魔防はかなりの低さと素の防御性能はお世辞にも高くないため、警戒姿勢込みでも壁役には向いていない。踊り子や予想外の移動をしてくるようなユニットには要注意。
余談
第二部のラスボス(笑)のスルトとは違い、ラスボスとしての禍々しい雰囲気と残忍さが醸し出されている。アップデート前はかなりの評価だった。
公式4コマ英雄達の日常ではストーリーで登場してから間も無く「100メートルを7秒で走れる」「死の王だからと玉座を髑髏をモチーフにしたのを勢いで作ったがいざ長時間座ると腰が痛くて仕方がない」等ネタにされ、神階英雄として実装時には「速さが凄まじく速い」「件の玉座ごと呼び出される」とネタを回収され笑いを誘った。
また声優の小山茉美はファイアーエムブレムシリーズでは初担当。ザビ家の令嬢を筆頭に、同時期に四皇の一人か有名な人間型ロボットと連想する者もいる。こちらも大御所なため狙う人もいるだろう。
ちなみに、聖戦の系譜・トラキア776では相手のHPを1にする魔法名で、暁の女神でも同名キャラが登場している(全くの別キャラ)。