曖昧さ回避
- ドイツ語で「短剣」を意味する。
- 小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する機動兵器。本項で解説
- TVアニメ『マクロスΔ』の登場人物。→メッサー・イーレフェルト
データ
頭頂高 | 23.0m |
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本体重量 | 31.0t |
全備重量 | 68.8t |
ジェネレーター出力 | 3,340kW |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
スラスター総推力 | 80,000kg |
概要
反地球連邦政府組織「マフティー・ナビーユ・エリン」の主力量産モビルスーツ。型式番号Me02R。
アナハイム・エレクトロニクスが開発したギラ・ドーガを再設計した重量機。
基本は汎用機だが、マフティーの主戦場が地上であった事もあり、地上で運用されたケースが多い。
同組織のフラッグシップ機であるΞガンダムとは違いミノフスキー・クラフトを装備していない為、地上で飛行するにはサブフライトシステム「ギャルセゾン」との連携が必須となる。
開発に際して、アナハイム社がテロ組織であるマフティーへ機体を供給していることを秘匿する為に外装の大半を変更しているが、モノアイを有する頭部や右肩のスパイク付きシールドを初め、その外見はジオンの系譜を色濃く残す物となっている。
それ以外の基本的な仕様はギラ・ドーガから変更されていないものの、頭部バルカンの増設などが行われており、また胸部にエアインテークがあったりと連邦系MSの構造的特徴も見受けられる。
また武装の各種デバイスにも連邦軍のジェガン(同じくアナハイム社製)などが使用しているものを流用している。
テロ組織であるマフティーでの運用を想定し、格闘戦に重点を置いた設計・調整が成されており、特に右肩のスパイク付きシールドを用いたタックルは、敵モビルスーツを吹き飛ばす程のパワーを誇る。
尚、小説版のメカニックデザインは森木靖泰だが後に『閃光のハサウェイ』が『SDガンダム GGENERATION-F』に登場する際に藤田一己の手によるデザインに変更された。 (外観はグスタフ・カールほど大きく変更されていない。)
↑小説版
劇場版では「メッサーF01型」、「メッサーF02型」、「メッサーF02型マインレイヤー」、「メッサーF型ネイキッド 指揮官機」とバリエーションが豊かになった。
この中でメッサーF01型が一般的に知られているメッサーと同じデザインとなる。
バリエーション
メッサーF01型
オプション装備として右肩のスパイク付きシールドと腰部背面にベクタード・テール・スタビライザーを装備した基本的な仕様。
主な搭乗者はガウマン・ノビル。
メッサーF02型
F01型の両脚部にホバー移動用のリフティング・フレアを搭載した第二種仕様。
メッサーF02型マインレイヤー
F02型のベクタード・テール・スタビライザーにマインレイヤー・ユニットを追加した爆撃仕様。
メッサーF型ネイキッド 指揮官機
オプション装備の右肩と腰部背面のアーマーを外した素体「メッサーF型ネイキッド」に指揮官用のブレードアンテナを搭載した特別仕様。Ξガンダムを受領する前のマフティー(ハサウェイ)専用機。
武装
頭部バルカン砲
左右に3門づつ、合計6門装備する。
(藤田一己氏のリファイン版は後頭部が大型化しているがこれは大容量の弾倉タンクを搭載する必要があったからと推測される。レドームシーカーとしても機能したとも推測されるが。)
ロングビーム・ライフル
射程距離・貫通力を重視した設計のビームライフルで狙撃ライフルとしても機能した。エネルギーパックはジェガン用ビーム・ライフルと同規格の物を使用していた。
シールド
左肘に装備する防御兵装。ビームサーベルやビーム・ライフルの予備エネルギーパック等を懸架装備するためのウェポンラックとしての役割も大きい。
ビーム・サーベル
ジェガン用の物を流用。シールドに2基、肩のスパイクアーマー内に1基収納。
他にも武装、弾薬、消耗品は調達を容易にするため可能な限り連邦軍MSと同規格の物を使用していた。
立体物について
当初は、BB戦士「クスィーガンダム」にミニサイズ模型として同梱されていた。
劇場アニメ版に登場するメッサーF01型が、1/144HGUCとして2020年7月より発売。
各所に稼働箇所を設けることでアクションポーズを最大限引き出すことが可能となっているほか、サイドアーマーに脚部の可動範囲を拡大させるためにスライドギミックが内蔵されている。
2月4日にバンダイホビーの公式Twitterで前情報無しで商品情報が公開され、Twitterでは一時期「メッサー」がトレンド入りしていた。
またペーネロペーもだが本商品は0090年代までのMSのHGUCと比べるとサイズは大きい方で、いかにMSが大型化している事がわかるようである。