オオタキファクトリー
おおたきふぁくとりー
「ゴジラS.P」に登場する架空の株式会社。
概要
千葉県逃尾市にある町工場。
社員も確認できる限り社長を含めて四人だけという零細企業で、基本的な仕事は業務用機械の修理および製作であるが、それ以外にもPC用のソフトウェアの開発、サプリメントといった医薬品の販売も行っている他、依頼によっては他所に出張しての設備の点検と補修、果ては何かしらの現象や事件の調査などの探偵のような仕事も請け負う“便利屋”としての側面も持ち合わせている。
さらに「世界の平和を守る」という名目を掲げて明らかに商売とは無関係な事業にも力を入れており、かねてから独自に人型ロボットを建造していたり、最近現れた怪獣が電波に反応していると知ると、その怪獣を誘導するための電波発生装置を開発して自分たちだけで怪獣災害に挑もうとしたりと、民間企業の域を超えた活動を行うこともある。
その怪獣災害が活発になると、先の怪獣誘導の件で社長が市から表彰されたことで会社の働きが一部で認められたようで、彼らが開発したその電波誘導システムは後に「オオタキシグナル」と命名されて自衛隊でも使われるようになったり、町にまた新種の怪獣が出現した時にはその捕獲の協力を依頼されたり、新たな怪獣絡みと思しき事件の調査の際にも他の人間からは「オオタキさんなら安心」と期待されるなど、会社そのものの名声も向上を見せており、東京でのゴジラ災害の折りには政府から直々に技術協力の要請が出されるほどの評判を得ている。
余談
ゴジラシリーズにおいて民間組織(しかも非軍事的)が対怪獣の中心になるというケースは珍しく、あとは強いて『2000』の「ゴジラ予知ネットグループ」やハンナ・バーベラ版『GODZILLA』の「カリコ号」のチームくらいしかない。