概要
千葉県逃尾市にある町工場。
社員も確認できる限り社長を含めて四人だけという零細企業で、基本的な仕事は業務用機械の修理および製作であるが、それ以外にもPC用のソフトウェアの開発、サプリメントといった医薬品の販売も行っている他、依頼によっては他所に出張しての設備の点検と補修、果ては何かしらの現象や事件の調査などの探偵のような仕事も請け負う“便利屋”としての側面も持ち合わせている。
さらに「世界の平和を守る」という名目を掲げて明らかに商売とは無関係な事業にも力を入れており、かねてから独自に人型ロボットを建造していたり、最近現れた怪獣が電波に反応していると知ると、その怪獣を誘導するための電波発生装置を開発して自分たちだけで怪獣災害に挑もうとしたりと、民間企業の域を超えた活動を行うこともある。
その怪獣災害が活発になると、先の怪獣誘導の件で社長が市から表彰されたことで会社の働きが一部で認められたようで、彼らが開発したその電波誘導システムは後に「オオタキシグナル」と命名されて自衛隊でも使われるようになったり、町にまた新種の怪獣が出現した時にはその捕獲の協力を依頼されたり、新たな怪獣絡みと思しき事件の調査の際にも他の人間からは「オオタキさんなら安心」と期待されるなど、会社そのものの名声も向上を見せており、東京でのゴジラ災害の折りには政府から直々に技術協力の要請が出されるほどの評判を得ている。
所員
所長
所員
メカニック
ロボット
ソフトウェア
車両
主に侍とユンの足として活躍する車両。通常のジャイロキャノピーと異なり、2人乗り仕様に改造されており、荷台のボックスは大型のものが装備されている。
2話終盤にラドン誘導用の電波発信装置を装備したジャイロキャノピータンデム2略してジャイロZとなった(なお略称についてはユンからもツッコまれていた)。
電波発信装置は恐らくジェットジャガーに移植され、10話以降は電波発信装置が外されているのが確認できる。
ナンバープレートは「逃尾市 い 58 279」で水色のため、ミニカー登録されていると思われるが、安全のためかヘルメットを必ず着用している。
なお、この車両はタナベファクトリーというジャイロシリーズを中心としたバイクショップがカスタムしたジャイロキャノピーがモデルになっており、レプリカも制作中とのこと。
三菱ふそうキャンターT200系 昭和50年仕様
主にジェットジャガーの輸送に使用される車両。2話で大滝がラドンに特攻をしかけたため、大破したが、恐らく修理され8話に再登場した。
ナンバープレートは「逃尾400 つ 19-54」。
シボレーインパラコンバーチブル 1959
3話に登場した車両。大滝の自家用車でラドン誘導作戦で大滝が運転していたが、前方のラドンに気付きスピードを上げるも、急カーブの先にいた事故車両を避けようとして止まっていたバスに衝突した。
ナンバープレートは「逃尾300 つ 19-550」。
余談
ゴジラシリーズにおいて民間組織(しかも非軍事的)が対怪獣の中心になるというケースは珍しく、あとは強いて『2000』の「ゴジラ予知ネットグループ」やハンナ・バーベラ版『GODZILLA』の「カリコ号」のチームくらいしかない。