Balsi先生の学校へようこそ!
やあ、良い子のみんな!
私はBaldi先生。君達に算数の問題を教えてあげよう!
なぁに、学校の勉強をしっかりこなせていればとっても簡単な足し算や引き算の問題ばかりさ!
問題が出てくるノートは全部で7冊あるよ。
さあ、頑張ろう!
概要
『Baldi's Basics in Education and Learning』とは、mystman12氏が2018年3月31日にリリースした無料の算数教育ゲームである。
まるでプレイステーションやNINTENDO64などを思わせるような、1990年代の3DCGゲーム風のレトロな作りとなっているのが大きな特徴であり、プレイヤーは学校の中で先生の指示に従い、あちこちの教室に置かれたノートから算数問題を解いていく。
ノートに触れると「You Can Think Pad」という端末を使って計算式を解いていく。問題数は1冊につき3問。また、パッドの画面左下にはBaldi先生の顔が表示され、問題の説明や読み上げ、出来のよいプレイヤーを褒めてくれたりする。
足し算や引き算など、小学校低学年レベルのごく簡単な問題であるため、お子様も安心して遊べる。
タイトルにもなっている算数の教師ことBaldi先生は、このソフトにおけるメインキャラクターであり、ゲーム開始早々に手を振りながら気さくに出迎えてくれる。
1冊ノートを攻略すると、Baldi先生がご褒美をくれる。校内でソーダを買うのに必要なコインを渡す辺り、生徒への気配りが上手な優しい先生である。
大人のみんなも是非、童心と初心に戻って、愉快なBaldi先生と一緒に算数を一から楽しく勉強してみよう!
本当の概要
……というのは嘘である。
では、何をしたら嘘になるのかと言うと、こちら(プレイヤー)が算数の問題を一問でも間違える事である。
問題を間違えた途端、BGMは消えて無音となり、Pad画面上のBaldi先生は怒りの表情を見せる。
そして、定規を叩きながらプレイヤーを追い掛け回すようになり、捕まるとノイズ音と共に怒りの表情がアップになってゲームオーバー。
その後、真っ黒な画面上に物が一つだけぽつんと残るという、何をされたのかおおよそ想像ついてしまう終わり方になる。
ゲームのシステム上、確かに問題を間違わなければBaldiは怒らないし、追い掛け回して来ないのだが、2冊目以降のノートの3問目が、数字や記号がメチャクチャに重なった理解不能な計算式と化し、何を答えても絶対に不正解となってしまう。
つまり、結局は2冊目で問題を間違える以外の選択肢など無く、どうあがいても彼に追い掛け回される羽目になる。
そう、このゲームの正体は教育ゲームの皮を被った鬼ごっこ系ホラーゲームである(但しグラフィックの関係などでそこまでホラー一色ではない)。
最も、ゲーム自体が時代錯誤な作りである事と、ダッシュ操作や所持アイテムを表示する枠がある時点で大方嫌な予感を察する事はできるが…。
1990年代の3DCGゲーム風のレトロな作りである事に加えて、ある程度プレイヤーが意図的に難易度を調整できたり、それを抜きにしてもバルディ先生にジワジワと追われる恐怖やその他の登場人物達の妨害も相まって海外を中心に話題となり、MODやファンゲームなどの二次創作が多数制作されたり、果てには(非公式だが)ミュージカル化されるといった人気ぶりを博すようになる。
ミュージカル化された動画はこちら
リリース後に何度かアップデートが行われ、細部のインターフェース変更(スタミナゲージの位置、Padの入力画面など)やバランス調整(スタミナ減少速度など)、新キャラ・アイテム追加などがver1.4時点までに実施された。
あまりにも人気が出過ぎた為か、2018年7月には新モード「Baldi's Basics - Field Trip」の体験版がリリースされた。Baldiと一緒にキャンプに出掛けるというストーリーである。
システム面はほぼ同じであり、本モードでは焚き火を3分間絶やさぬよう薪を集めるというゲームになっている。体験版の時点でスコア制が導入され、フルバージョンではスコアに応じて本編で使えるアイテムが獲得できるようになるとのこと。
リリースから一年後の2019年4月1日には、一周年記念仕様の「Baldi's Basics Birthday Bash」がリリース。本作の校舎内は、各所にカラフルな風船が置かれているなどしており、バースデーパーティーの賑やかな雰囲気に満ちている。しかも、本編をクリアした途端、本編の全キャラクター達がプレイヤーを祝福してくれる。
ゲーム内容
最初に述べた通り、学校の中にある7冊のノートの問題を解きつつ回収し、学校から脱出するのが目的。
バルディ先生は2冊目のノートを回収する(=問題を間違える)と追跡を開始する。
彼に捕まると即ゲームオーバーなので、距離を常に保ちながらノートを探し回る必要がある。
登場キャラクター
本編
- Baldi
Oh,hi!Welcome to my schoolhouse!
(あ、やあ!私の学校へようこそ!)
本作の主役であり追跡者。
見た目は波平ヘアーのスレンダーな男性で、その特徴的な外見から巷では「ハゲ教師」呼ばわりされているが、実は「Baldi」を日本語に和訳すると「ハゲ」になる。
ゲーム開始と共に学校の入口でプレイヤーに気さくに話しかけてきて、ノートの問題を解いていくと典型的な教材用ソフトのキャラクターのように褒めてくれる……が、問題を1問でも間違えると豹変。手のひらを定規で「ペシッペシッ」と叩きながらプレイヤーを追いかけ回す。
しかも、追跡開始後はノートの問題を間違えた数が多いほど追跡スピードが上がっていく。
校長室にある説明文によると、聴覚に優れ、音源の位置だけでなく誰が出しているかも分かるらしい。だからこそ、プレイヤーがいくら遠く離れていてもしつこく追って来れる訳である。
Field Tripモードでは帽子を被り、リュックを背負った姿をしている。夜の焚き火を絶やしてしまうと、本編同様に手のひらで定規を叩きながら襲って来る。しかも、この時の移動スピードは本編の数倍速く、いくら全力で逃げても必ず捕まってしまう。また、夜の暗い森の中で高速で迫り来るその姿はまさにホラー映画のワンシーンその物であり、本編よりも心臓に悪いだろう。
本編開始直前の出発シーンには作画崩壊したバスが登場する。バスは中古車らしく、「JOES BUS」の上から「Bald's BUS」と上書きされている。
一体どのようにして、中古バスを購入したのかはお察し下さい…。
- Playtime
Let's play!
(遊ぼうよ!)
乱雑な落書きのような姿をした赤い服の女の子。
プレイヤーを見つけるとこちらがダッシュした時のスピードよりも速く追いかけてきて、捕まるとその場で強制的に縄跳びをさせられ足止めを食らう。
縄跳びは5回連続で成功させねばならず、一度でも失敗すると解放してくれない。
しかし、アイテム「Safty Scissors」を使うと強制的に縄跳びを中断できる。
因みに弱視であり、廊下の端に密着していれば何故か普通に通り越して行く。
校長室にある説明文によると、弱視なのに常に遊び友達を探し回ってるらしい。
「Playtime」とは学校の休み時間(遊び時間)を意味する。
- Principal of the Thing
Detention for you!
(罰を与える!)
校内を見回っている校長。非人間的な姿をしている他のキャラクター達の中でも、唯一まともな人間の姿をしている上に、妙にリアルなタッチで描かれているのが特徴。
普段は口笛を吹きながら徘徊しているだけで無害だが、彼の視界内で廊下をダッシュしたり「BSODA」を使用したりすると追いかけてくる。捕まると校長室に強制連行され、指定された時間だけ閉じ込められる。そしてそれに関係なくBaldiは校長室に平然と突撃してくるので、近くで定規の音が聞こえると心臓に悪いことこの上ない。
ちなみに校長室にはBaldiをはじめとしたキャラクター達の額縁が飾られており、それに加えて説明文が書かれている。
彼自身の説明は自分の言葉のようで「校則を破るものには必ず罰を与える!それが私の生き甲斐だ」とある。つまり、自身の快楽の為に懲罰を与えるとんでもない校長である。
その為か、It's a Bullyは彼を苦手としている。
「Principal of the Thing」とは「物の道理」を意味する慣用句である「The principle of the thing」のもじり。ある意味皮肉っぽい名前である。
Field Tripモードにも登場。バスに乗車して出発する前のスタート地点こと、校舎のどこかにいる。どこにいるかはプレイしてからのお楽しみ。
- Gotta Sweep
Looks like it's sweeping time!
(どうやら掃除の時間のようだな!)
緑色の巨大な箒。
ドスの効いた声が特徴で、普段は小部屋に閉じこもっているが、一定時間が経過すると廊下を爆走し、進路にいるキャラクターを押し流す。もちろんプレイヤーも例外なく押し流される。
状況を有利にも不利にもするキャラクターで、Baldiを遠ざけてくれる事もあればその逆として合流させられてしまう事も。
キャラクターと接触すると、「Gotta sweep sweep sweep!!(掃くぜ掃くぜ掃きまくるぜ!!)」と大声で喋る。ボイスが重なる事もあり、非常にやかましい。
- It's a Bully
Give me something G r E a T...!!
(何か良い物よこせぇェエェェエェェッ...!!)
ジャイアンを簡略化したような姿をしている悪ガキ。見た目に反してイケボであり、語尾に物凄くエコーがかかるのが特徴。
「Bully」はそのまま「いじめっ子」を意味しており、実際に身の左上に、「THIS IS A BULLY(いじめっ子だよ)」という文が浮いている。
廊下を塞いでおり、プレイヤーが所持しているアイテムの中からどれか一つをランダムで奪い取って消滅するが、何も持っていない場合は消滅もせず道を開けてくれない。
その上、Gotta Sweepや1st Prizeによる押し流しでも道を開けない肉壁。
しかも、challenge mapsモードのデモ版では、Grappling Hookを一切通さない。
…と思いきやPrincipal of the Thingに遭遇すると、彼に強制連行されて消える。いくら悪ガキでも、さすがに校長には決して逆らえないのだろう。
Field Tripモードにも登場。木の陰などに隠れており、薪を所持している状態で遭遇すると、プレイヤーが所持している薪を全て奪い去っていく。おそらく、プレイヤーやBaldiらと共にバスに乗って同行して来たのだろう。
- Arts and Crafters
(上イラストの左に描かれているキャラクター)
逆さにした靴下らしき物に目と口が付いたパペットの姿をした生徒。
他のキャラクターと比べたら神出鬼没であり、普段は校内を徘徊しているだけで、接触してもどこかへワープして姿を消すので特に害はない。
しかし、ノートを7冊全て集めた状態で遭遇すると口を大きく開いた恐ろしい表情に変貌し、大きなノイズ音を発しながら猛スピードで接近してくる。
この時に接触するとプレイヤーをBaldiの目の前にワープさせるという鬼畜極まりない事をやらかしてくれる。
校長室にある説明文によると、恥ずかしがり屋で人目を避けている。その一方で、自分よりノートを持っている人間に嫉妬するらしい。
名前の由来である「Arts and Crafts」は「図工」を意味する。
Field Tripモードにも登場。森の端っこにあるNO ENTERINGエリアに行くと、本編と同じノイズ音を発しながらプレイヤーに襲いかかって来て、捕らわれると本編同様Baldiの目の前にワープさせられる。おそらく、It's a Bullyと同じく、プレイヤーやBaldiらと共にバスに乗って同行して来たのだろう。
- 1st Prize
I have been programmed to desire your image.
(私ハ貴方ノ思ウヨウニぷろぐらむサレテオリマス)
ver1.3から追加された新たな妨害キャラクター。
動力源と思しきハートとそれを囲む水色の骨組みに、キャタピラと思わしき車輪と、マヌケな顔と手をくっ付けたという、いかにも低予算で作られたような粗末な姿をしたロボット。モゴモゴした気持ち悪い声で喋る。
プレイヤーを見つけると、ゆっくりとこちらに振り返った後、壁などの障害物にぶつかるまで通路にいるキャラクター共々プレイヤーを押し流す。
しかし、行動パターンを読んだ上で状況に応じて上手く利用すれば、追ってくるBaldiから一瞬で遠ざかる事もできる。
行動パターンがGotta Sweepと似ているが、こちらは壁に流された後も密着してくるので、拘束から抜け出すのが難しい。
アイテム「Safty Scissors」を使うと、剥き出しになっている配線を切断して故障し、その場をぐるぐる回る。
校長室にある説明文によると、科学コンテストに優勝したロボット。人をハグするのが大好きで、人を見かけたらダッシュで追いかける。ただし曲がるのが遅いとのこと。
「1st Prize」とはコンテストなどの「優秀賞」、「一等賞」のこと。
- PlaceFace
ver1.4から追加。それより前では未使用データとして確認されており、Bully's headなどと呼ばれていた。
通常クリアで上記の謎の音声が流れた後、もしくはPadで隠しコマンドを入力すると突然この部屋にワープする。
異様に引き伸ばされた単語(Placeなど)が描かれたテクスチャーの壁と床で構成されており、そしてこのPlaceFaceが2体配置されている。うち1体は無意味に追いかけてくるが、触れても実害は無い。
何の意図が込められているのか全く不明な部屋であり、難解な謎を残している。
Field Tripにも登場。スタート地点こと校舎のどこかにいるが、どこにいるかはプレイしてからのお楽しみ。
Field Trip
- Cloudy Copter
Field Tripモードに登場する妨害キャラクター。
絵に描いたネズミの顔のような姿をした雲の化け物で、焚き火からしばらく離れていると、焚き火の側に舞い降りて来て、掃除機のような口で消火する。
彼に消火されると、もう二度と焚き火を着火する事もできない為に、選択肢はBaldiに襲われてゲームオーバーする事のみしかない。
だが臆病な性格をしている為に、焚き火の側にいると出現を防ぐ事ができる。が、だからと言って薪を焚き火の側にただ立ち尽くしていても、焚き火は自然に消火してしまう。
Plusでは廊下のランダムな場所に移動し、追い風を吹く。1st Prize同様、性質をうまく使いこなせばBaldiから大きく離れられる。
Baldi's Basics Birthday Bash(リリース一周年記念仕様)
- 0Th Prize
本編クリア直後に食堂にて、巨大なケーキのろうそくを吹き消した後、プレイヤーを祝福してくれた本編のキャラクター達とプレイヤー自身は無重力になって宙に浮き、それから2階の廊下を見つけることができる。
その廊下の突き当りにある絵に描かれている、箒を持った髭のないマリオのような人物が0Th Prizeである。
実は、Gotta Sweepの初期案であり、用務員という設定を踏まえた上で描かれたが、ゲーム製作者であるmystman12氏が諸事情で却下した為に没ネタとなった。
名前は1st Prizeと似ているが、それと関係があるかどうかは不明。
- TestDithered (The Test)
2階の廊下のどこかにぽつんと浮かんでいる3Dモデルの顔。
Baldiの頭に似た形をしているが、顔には白目と半開きの口しかなく、その上暗い廊下にぽつんと浮かんでいる事もあって、かなり不気味である。
Baldiと関係があるかどうかは不明。
しかし、その本性はPlusにて判明。
プレイヤーが彼の視界に入ると、周囲の光が不安定になり、不気味な音楽を出しながらこちらを見つめながら5秒のカウントダウンを始める。5秒後にプレイヤーが彼の視界内で目を離すと、プレイヤー目掛けて首を飛ばし、当たると2分間周囲を真っ暗闇にする。首の速度は他キャラの20~200倍もあるため回避はほぼ不可能。
一見霧イベントと似ているが、範囲はこちらの方が狭い。
カウントダウン以内に、またはプレイヤーも彼の姿を見つめながら彼の視界から外れれば何も起こらない。
- SpoopBalloon
2階の各所に沢山存在する、カラフルなBaldi達。
触れても害はないものの、見た目が怖い上に時々金属音のようなノイズを発する為、触れるにはそれほどの度胸がいるだろう。
紫、青、緑、橙の四色が存在し、これら各色の数を数えるパズルゲームを解くと、椅子が円状に並べられた隠し部屋に行ける。
- Red SpoopBalloons
四色のSpoopBalloonの数を数えるパズルゲームを解いた後に行ける隠し部屋に入った途端に出現する、バグ化した見た目の赤いSpoopBalloon。
ラジオのノイズのような不快な音を発しており、プレイヤーの四方八方からどんどん大量発生して、プレイヤーの動きを妨げるようになる。
しかも、それと同時に校舎内の各所には、バグ化したBaldiの絵が出現するようになる。
最終的にプレイヤーが完全に行動不能に陥ってしまう程大量発生した後、あまりにも不気味なゲームクリア画面へと移行する。
Kickstarter Exclusive
- Chalkles
Kickstarter Exclusiveのデモ版及び有料版に登場する妨害キャラクター。
プレイヤーが教室に入った時に黒板にチョークで描かれた中年男性の絵として出現する。
黒板から飛び出すとプレイヤーを一定時間教室に閉じ込めてしまい、その後不気味な笑い声をあげてbaldiの注意を引く為、かなり厄介なキャラクターである。
- Beans
Does anyone want to see somethin' cool?
(お前ら!すげーものを見たいか?)
Kickstarter Exclusiveのデモ版に登場する妨害キャラクター。
汚らしい少年のような外見で、漫画のようなタッチで描かれているのが特徴。機械のような声を発する。ガムを噛みながら廊下を徘徊しているが。
プレイヤーを発見するやいなや噛んだガムを飛ばしてくる中々汚いマネをしてくる。
ガムに当たったプレイヤーは動きがかなり鈍くなってしまう上、この状態で走ってもPrincipal of the Thingに校長室へ連行されてしまう。
だが、ガムを飛ばす場所に他のキャラが居合わせていれば、そのキャラにガムを付けることができる。
性格は割と良心的?な方であり、ガムを飛ばす理由が「注目される」ためらしく、見せる相手も「大人に見られると恥ずかしい、シバかれる」という理由でプレイヤーの様な同級生に限っている。ただ人に当たることは前提でないため、飛ばすときに「Watch out!(気を付けろ!)」と警告してくれる。行為は悪くとも分別のついているキャラなのである。
challenge maps
- Mrs.Pomp
Just in time!
(時間ぴったりよ!)
challenge mapsモードのデモ版に登場した新しい先生。
巨大な赤いハイヒールの上に、サザエさんを金髪カール化したような頭があるという、飛びぬけて奇妙な見た目をしている。
廊下で大きな足音を立てながら移動しており、見つかると猛スピードで迫ってきて、彼女の教室へ数分間以内に来いとのミッションを課される。教室に時間内に辿り着くとYTPをもらえる。
しかし、タイムアップすると、鬼のような形相と化して、耳をつんざくような激しい怒号とともにMrs.Pompがプレイヤーの目の前に出現して暴れ出し、プレイヤーに連続で体当たりをかましてくる。
数秒経つと、Mrs.pompは元の様子に戻るが、そのときBaldiが近くにおり押されてミスという事もしばしばある。
ちなみに彼女の声を当てているのは、ゲーム製作者ことMystman12氏の実姉であるCady_McGonigal氏であり、彼女は当ゲームの音楽制作を担当している。
アイテム
- BSODA
炭酸飲料。普通にアイテムとして置かれていることもあれば、自販機でQuarterと引き換えに購入も可能。
使うと正面に中身が噴出し、敵キャラを押し流してくれる。
Playtimeに捕まっている時に使うと、Playtimeを押し流す事はできるが、縄跳びは継続される。また、Bullyに使っても意味は無い。
壁や障害物などにぶつかると効果が切れるため、その間に遠くへ逃げるのがセオリー。
しかしPrincipal of the Thingの視界内で使うと校長室に強制連行される。
- Energy Flavored Zesty Bar
チョコバー。こちらもアイテムとして置かれている他、自販機で購入可能。
食べるとスタミナが全回復する上、しばらくスタミナを消費せず走れるようになる。
当初はPrincipal of the Thingの視界内で食うと強制連行されたが、ver1.3からはセーフとなった。(アップデートの記述によると、教育委員会が食事は許可したらしい)
BSODAが依然としてアウトなのは、こちらと違い飲食物として正しくない使い方をしているからだろう。
- Quarter
25セント硬貨。
最初のノートを全問正解でBaldiからご褒美として貰うこともできる。
校内にあるEnergy Flavored Zesty BarまたはBSODAの自販機に使うことでそれぞれを購入できる。
また、廊下の奥にある巨大な携帯電話に使うと、Baldi Anti Hearing and Disorientingと同じ効果を得られる。
- Baldi Anti Hearing and Disorienting
カセットテープ。 校長室にあるテーププレーヤーに使うと、Baldiが苦手とする音を発してくれる。
勿論Baldiが校長室に侵入してから使っても遅い。
- Yellow Door Lock (Swinging Door Lock)
南京錠。黄色い扉に使うと施錠して封鎖することができ、Baldiなど敵キャラの通過を妨げてくれる。
- Principal's Keys
校長室の鍵。校長室に拘留された時、ドアに対して使うとオフィスから脱出できる。合鍵だろうか。
ただしカウントダウンは継続し、カウントダウン中にPrincipal of the Thingに見つかると校長室にとんぼ返りすることとなるうえ、秒数も加算される。
当初は単に「Keys」という名前だったが、ver1.1から現在の名前となった。
- Safety Scissors
ハサミ。ver1.3から追加。
1st Prizeに使えば配線を切断してその場で故障し、Playtimeに使えば縄を切って強制的に縄跳びを中断させられる。
しかし、これらの行為をPrincipal of the Thingに見られると校長室に強制連行される。いじめや備品の破壊にあたるのだろう。
- Alarm Clock
目覚まし時計。同じくver1.3から追加。
設置しても巨大な目覚まし時計が置かれるだけで何も起こらないが、一定時間経つとアラームが鳴り響き、Baldiをおびき寄せてくれる。
- WD-NoSquee (Door Type)
青と赤のツートンカラーのスプレー缶。同じくver1.3から追加。
教室の青いドアや教員部屋の茶色いドアに使用すると、Baldiが一定時間(一定回数?)そのドアを開けられなくなる。
- Stick
Field Tripモードのアイテム。
ただの薪で、森の中に沢山散らばっており、焚き火の燃料として集めて使う。
しかし、多く持つ程移動速度が低下してしまう。それによって、タイミングが悪ければ焚き火は消火してしまい、その後Baldiに襲われて即ゲームオーバーとなってしまうので、一度に拾う個数を考えるのがベストだろう。
また、多く拾い集めて焼べると、焚き火の燃え方が最高度に達し、それと共にBaldiが「ワーオ!!」とエコーがかった大声で感激する。
- An Apple for Baldi
Kickstarter Exclusiveのデモ版及び有料版のアイテム。
中庭の木に引っかかっているただのリンゴだが、後述のGrappling Hookを使用して取ることができる。このアイテムを持った状態でBaldiに捕まると、Baldiがリンゴを受け取ったのち、食べ始める。Baldiに捕まるのを回避できるうえ、食べている間はBaldiは追ってこないのでかなり役立つアイテムである。
ただ、リンゴを食べている音がかなりうるさい。
- Grappling Hook
An Apple for Baldiと同じゲームのアイテム。
いわゆるフックショットで、壁などにフックを飛ばすと、そこへ引き寄せられる形で移動できるほか、遠くのアイテムを引き付けることもできる。
長い廊下等で使えば高速で移動できるため、Baldiからいち早く逃れる手段の
ひとつになる。
challenge mapsモードではGrappling modeに初期アイテムとして登場。
プレイヤーは歩けない(足が折れている設定)が、Grappling Hookのみで移動してノートを集めるルールとなっている。
関連項目
同じく鬼ごっこ系のホラーゲーム。
当ゲームのエンジン。
関連タグ
以下、ネタバレ注意!!
Filename2
Wow, great job...Please try and do worse though I need to…
(わあ、よくやってくれたね…次はもっと「間違って」みてほしい、私は…)
本編を通常クリアした後、クリア画面でノイズが混じった謎の音声が上のセリフでプレイヤーを祝福してくれる。
そして、そのセリフの内容に従い、全問不正解でクリアすることで隠しエンドを見ることが出来る。
隠しエンドでは、クリア画面から後ろに振り替えるとBaldiのオフィスがある。そのオフィスに入ると異様に傾き引き伸ばされたBaldiと謎の人物が待ち受けている。
謎の人物は肌が透明化しており、服と目と髪のみが描かれている。彼に近づくと、ノイズが混ざった声で語りだす。
要約すると「このゲームのことを他人に広げないで、破壊して欲しい。私はこのゲームに捕らわれているわけではないが、私は破壊されてしまっている。」とのこと。
彼の話が終わると、ゲームも強制終了してしまう。
彼には正式な名前はなく、ファンの間ではゲームファイル中の名前"Filename2"という通称が使われている。