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絶体絶命都市の編集履歴

2021-07-02 03:58:22 バージョン

絶体絶命都市

ぜったいぜつめいとし

『絶体絶命都市』とは、1から3まではアイレムより発売されていたアクションアドベンチャーゲーム。 2014年12月24日から、シリーズの版権はグランゼーラに譲渡され、現在は4まで製作されている。

概要

『絶体絶命都市』シリーズとして、現在は第1作から第4作目までが発表されている。ゲームのジャンルはアクションアドベンチャー。

プレイヤーは民間人の主人公を操作し、大地震や水害等の災害に見舞われた都市・街からの脱出を図る。主人公には体力や体調、ストレスなどのゲージが設定されており、0になると死んでしまう。また、高所からの落下や火災、浸水、突発的な事故等で簡単に命を落としてしまう為、常に緊張感を持ってプレイしなければならない。シナリオ内で知り合った仲間と協力し、食料や道具などのアイテムを手に入れてストーリーを進める。ゲーム中には各所に選択肢が登場し、選んだ選択肢により後々のストーリー展開やエンディングなどが変化する(選択肢の中にはネタ的なものも多数ある)。

なお、全シリーズ共通のコレクションアイテムとしてコンパスを集める事ができる。


2011年にアイレムがゲーム開発事業を縮小した為、開発中だった『絶体絶命都市4』もこのまま闇に葬られるものかと思われていたが、2014年12月24日にグランゼーラが『絶体絶命都市』シリーズの版権をアイレムより取得した事で、長らく開発が頓挫していた『絶体絶命都市4』の制作も再開の目処が立ち、2015年2月9日にはグランゼーラ公式ツイッターにて1~3までの旧作の再発売をゲームアーカイブスにて行うとの告知がなされ、同年2月18日に発売を開始している。


シリーズ

絶体絶命都市

記念すべき第1作目で、2002年4月25日にPS2用ソフトとして発売。2004年9月16日には廉価版がPS2 the Bestとして発売された。翌年の2月15日にはアメリカにて『Disaster Report』のタイトルで発売され、同年の2月28日には一部のヨーロッパ諸国にて『SOS: The Final Escape』のタイトルで発売されたが、世界観や登場人物は欧米風に変更されている。


舞台は海上に構築された架空の人工島「首都島」を訪れた主人公の新聞記者・須藤真幸。2005年6月、彼は首都島へ向かう電車の中で大地震に遭遇する。避難の途中で救出した女子大生の相沢真理や、首都島の秘密を追うフリージャーナリストの陣内晃二と協力し、崩壊が進み水没していく首都島から脱出を試みながら、島を襲った災害の真相に迫っていく。


絶体絶命都市2 -凍てついた記憶たち-

第2作目。2006年3月30日にPS2用ソフトとして発売。2008年2月7日には「アイレムコレクション」として廉価版で発売された。翌年には海外版が欧米諸国にて発売されているが、タイトルは『Raw Danger!』となっており、シリーズとしての関連性は考慮されていない模様。ただし、登場人物や世界観に改変が加えられているのは相変わらずである。


ゲーム内容は前作とは異なり、プレイヤーは複数の主人公を操作する事になる。

舞台は前作から5年が経過した2010年12月。アルバイトのウェイター篠原一弥、大学生の佐伯優子、タクシー運転手の柘植明、高校生の西崎佳奈、記憶喪失の男・速水祐司、前作主人公の須藤真幸。彼らが住む地下都市計画の「ジオフロンティア計画」を推し進める街・富坂市を未曾有の水害が襲う。



絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-

第3作目。2009年4月23日にPSP用ソフトとして発売(ダウンロード版は2010年5月13日に発売)。防災・危機ジャーナリストの渡辺実氏が本作の監修を務めている。前作・前々作とは違い欧米諸国では発売されておらず、2009年4月24日に韓国で発売されたのみに留まった。


前作から3ヶ月後の2011年3月が舞台となり、主人公は男性主人公の香坂直希と女性主人公の牧村里奈の2人から選ぶ。主人公には性格が設定され、行動や選択肢で性格が変わるほか、主人公用アイテムとして多数のコスチュームが用意されている。

彼(または彼女)は、4月から海上の大都市セントラルアイランドの大学に通う為に高速バスに乗っていた所、島へ続く海底トンネル内で地震に遭う。


ちなみに本作には特定の条件下でゲームが進攻不能に陥る致命的なバグがあったが、2015年2月18日にグランゼーラより再配信されたダウンロード版ではこの問題も修正されている。


絶体絶命都市4 -Summer Memories-

第4作目。2011年春にPS3用ソフトとして開発が進められていたが、開発が上手くいかず頓挫し、更に2011年3月11日に東日本大震災が発生したのを受けて、同年3月14日に本作の発売中止と過去のシリーズ全作の販売・生産中止がアイレム公式サイトなどで発表された。ファンの間では『3』がこのまま事実上の最終作となると思われていたが、それから3年の月日が経過した2014年12月24日に、一部のアイレム社員が独立したグランゼーラが『絶体絶命都市』シリーズの版権をアイレムより取得した事で、本作の開発が再開された。


2015年11月27日、「制作を進めている事をご報告したいと考え、制作途中のバージョンではあるが、動画を公開させていただきます」というメッセージと共に現段階で進行しているバージョンとしての動画が公式ホームページ上で公開された。それに加え、対応機種をPS4に変更し、様々な面をパワーアップさせるという意味で『絶体絶命都市4 PLUS』とタイトルを変更している。



2018年11月22日に発売。PSVRにも対応しており。本作の災害や救助活動シーン、作中に登場する防災マニュアル等は神戸市消防局が協力。これに関してはグランゼーラ側からの要請ではなく神戸市消防局側が打診したという異色の経歴を持っている。


主人公は前作と同様、武田正人と市川結子という男主人公と女主人公のどちらかを選択する。更に行動や選択肢で性格が変わる、主人公用アイテムとして多数のコスチュームが用意されているなど、前作の特徴が多く引き継がれている。

7月のある日、就活生として面接に向かっていた(選択肢によっては、目的が商談やショッピングなどに変化する)主人公は、バスに乗っている途中で巨大地震に遭遇する。自力で横転したバスから脱出した主人公は、各所を転々としながら、地震後の様々な問題に直面していく。

なお、地震から5ヶ月経過した後の都市を巡る事が出来る「後日談」が前後編で用意されており、主人公が出会った人々(一部除く)のその後も見る事が出来る。PS4では前編は無料、後編は有料ダウンロードでプレイ可能だが、2019年9月26日に発売されたNintendoSwitch版では、クリア後に両方共プレイ出来る様になっている。


関連リンク

(株)グランゼーラの『絶体絶命都市』公式サイト

http://www.zettai-zetsumei.jp/


関連タグ

アイレム グランゼーラ ADV 地震 サバイバル 東京マグニチュード8.0

巨影都市

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