概要
ATULSペルソナシリーズのスタッフによるアクションアドベンチャー。
2011年2月17日発売。
プロデューサー兼ゲームディレクターは橋野桂、アートディレクションは副島成記、作曲は目黒将司と『ペルソナ3』、『ペルソナ4』の開発チームが製作している。アニメーションパートはSTUDIO 4℃が製作。
オープニングムービーのBGMはL-VOCALの『Yo』が採用されている。
なお、本作はPS3版とXbox360版でパッケージイラストが異なる。PS3版は浮気相手のキャサリン(Catherine)が、Xbox360版は恋人のキャサリン(Katherine)がメインに描かれたものが使用されている。
ストーリー
主人公・ヴィンセントの住む街では、「ただ寝ていただけの若い男性が、苦悶の表情を浮かべて老人の孤独死のように死んでいる」という奇妙な事件が多発していた。
そしてその陰で流行り始めた奇妙な噂、
「落ちる夢を見たとき、すぐに目を覚まさないとそのまま死ぬ」
そんな中、ヴィンセントは行きつけのバーで5年来の恋人・キャサリン(Katherine)から結婚願望があることを仄めかされ、頭を悩ませていた。
今はまだ気楽な独身生活を楽しみたいヴィンセントは答えを出せず途方に暮れるが、その最中出会った謎の美女・キャサリン(Catherine)に誘われるまま、彼女と肉体関係を持ってしまう。
そしてその夜以来、ヴィンセントはその奇妙な悪夢にうなされる日々を送ることとなってしまう。
登場人物
本作の主人公。32歳の冴えない独身サラリーマン。恋人であるキャサリン(Katherine)から結婚を迫られているが、気楽な一人暮らしを楽しみたいと思っており、あまり乗り気ではない。突如現れたもう一人のキャサリン(Catherine)との出会いから、夢と現実で悪夢のような世界に巻き込まれていく。
金髪で両側にカールさせた短い髪をしている謎の美女。恋人のキャサリンとは名前の綴りが違う。年齢は22歳で職業は不詳。魅力的なプロポーションと小悪魔的な雰囲気でヴィンセントを誘惑し、一夜の関係を持ってしまう。彼女の自由な振る舞いは、ヴィンセントの生活の全てを掻き乱していく。
ヴィンセントの恋人。薄いブラウンのロングヘアで、眼鏡をかけている。浮気相手のキャサリンとは名前の綴りが違う。年齢はヴィンセントと同い年で32歳。アパレルメーカーに勤めている。ヴィンセントとは高校時代の同級生で、5年前の同窓会をきっかけに交際を開始した。ヴィンセントの好みの角砂糖の数を覚えるほど細やかな気遣いのできる女性で、恋人にはとことん尽くす。真面目に結婚を考えているが、彼の煮え切らない態度に不満を覚えている。
バーの常連であり、ヴィンセントの旧友。バツイチのため結婚には懐疑的。悩むヴィンセントに対して結婚に否定的な助言が多い。
ヴィンセントとオーランドとは旧知の仲の男。バーの常連である。父親が経営している中古車販売店に勤めており、いつか後を継ぐつもりでいる。「結婚は運命の相手とする」と高い理想を公言している。
ジョニーの職場の後輩で、バーの常連。年齢は23歳で青いつなぎを着ている無邪気な好青年。結婚願望は人一倍強く、「彼女ができればすぐにでも結婚したい」と理想ばかりが先走る。年上の女性が好みでバーのウェイトレスに好意を抱いている。
ヴィンセントが毎夜訪れるバー「ストレイシープ」のマスター。多くの修羅場を経験してきた経験を活かし、悩み相談に乗ってくれる。
バー「ストレイシープ」で働く気さくなウェイトレス。ヴィンセントと幼馴染。町の噂に詳しく会話に割って入ってくる。なお、トビーが好意を抱いている相手でもある。
ミッドナイトヴィーナス / Midnight Venus
「ゴールデンプレイシアター(ゴールデン遊戯劇場)」のストーリーテラー。巨大な赤いアフロが特徴の女性で、ヴィンセントの悪夢は彼女の案内によって始まる。
難易度について
このゲームは発売当初から鬼畜ゲームとしての素質があった。
それは・・・
せっかくイージーであるUNDOボタンが全くといって良いほど効果を為していない事からもお察しいただけるだろう。
この鬼畜難易度な上コンティニュー回数が制限されているため難易度がノーマル以上だとガクッと上がる。
(イージーでも十二分に難しいのだが)
このため公式サイトではプレイヒントを公開すると言う異例の事態になっている。
小ネタ
- ペルソナ3 ポータブルと開発時期が重なっており、製作スタッフが同じため、同作にヴィンセントによく似た男(ただし目じりにほくろがある)が「一人で飲んでいる男」として出演している。彼もまた結婚について困っているらしい。
- 『ネタバレをしたら死ぬ』という噂がある。特に8夜目以降は即死級。
- CMナレーションは、テレビ東京系の番組「モヤモヤさまぁ~ず2」でおなじみの音声合成ソフト「ショウ君」。