概要
駄菓子メーカーとして大阪府大阪市東淀川区に1956年産声を上げた。1985年に任天堂・スーパーマリオシリーズのライセンス契約を結び発売したキャラガムが爆発的にヒットして、以後は子ども向け番組と積極的なライセンスガム商売を主軸事業とした。
しかし、21世紀に入って巨大企業優位な弱肉強食の時代に突入すると、社員数200人にも満たない零細企業のトップ製菓は苦境に立たされた。その打開策として、同じ東淀川区に本社があるコリス傘下に入ることを決断。2010年にコリス傘下となり、2016年にコリスの製造部門を担うママリスに商標を変えた。コロナ禍に入った2020年4月1日をもってコリスへ吸収合併され、法人としてのトップ製菓の歴史に幕を閉じた。
子ども向け番組のスポンサーとして
トップガムCM(2000年)
主力商品として販売されてきたトップガムの購入促進を目的に、トップ製菓はニチアサキッズタイムを筆頭とする時間帯でタイムCMを出稿してきた。特に2000年から放映されてきた2パターンのCMはテンポのよい単純明快な音楽、シンプルな構図、サブリミナルに「ガム」「噛む」を連呼する音感など、非常に印象強いCMとしてミレニアム世代以降の子ども達の脳裏に焼き付いている。
コリスガムCM(2021年)
コリスとの合併後に放映された新CMでも先代の音感は継承されており、映像構図も極力変えられていない。ただ、「トップ製菓」と入っていた最後の歌詞が強引に「コリス」と変更されている点など、どこかトップ製菓時代の哀愁を漂わせる部分がある。このCMが初放映された2021年7月4日放送回のニチアサ内でこの事実を初めて知った視聴者は多く、当日のTwitterでは『トップ製菓』『トップガム』『コリス』などがトレンド入りした。CMは子役事務所も運営する映像制作会社、OFFICE_MINAMIKAZEが制作した。