解説
映像や音声に、ハッキリとは認識できない程度にさりげなくメッセージを潜り込ませることで、視聴者の潜在意識にそれを刷り込ませる、といわれる手法。
一般的には催眠術の部類とされているが日本では現在禁止されている効果手法の一つ。海外作品では現在でも普通に使われていることが多い。また効果に科学的根拠がないとも指摘されているが事件になることもしばしばある。
手法
主に映像が流れている間などに瞬間的に別の画像やメッセージを入れることが多い。また音楽では逆再生されることで異なるメッセージが出ることもあるとされている。
アメリカの映画館で、上映中に映画のスクリーンにごく一瞬ドリンクの宣伝を映すことでドリンクの売り上げが増えた、という噂が有名。
しかしながら現実的には効果はないか、あったとしても大雑把でささやかな効果しかなく、視聴者に具体的なメッセージを刷り込んだり、特定の行動に誘導したりといったことは不可能とも言われている。
一例:伊集院光氏が、自身がパーソナリティをつとめるラジオ番組内で「まさに上述のようなサブリミナル編集した映像(カレーライスの静止画を紛れ込ませた)をプライベートで番組スタッフに見せた(氏は映像の制作・編集を趣味に持つ)上で「飯でも食わないか?」とさり気なく話題を振ってみたが、そこでカレーライスどころかカレーうどんの話すらも出た事は一度もない(要約」と語っている。なおスタッフはこのエピソードを言われるまで映像にサブリミナルが仕込まれていた事に気づいていなかった。
先述の映画館のエピソードも都市伝説の類とされる。
テレビドラマ『相棒』シーズン8では、他人を特定の行動に誘導できないことを利用したエピソードも登場した。
とはいえ一応日本の放送局では禁止(法的規制ではなく自主規制)されている。
関連動画
『蚊に刺された後がBEWAR3』