概要
『かいけつゾロリ』のアニメ版といえば、亜細亜堂+α製作の2004年から2007年までテレビ朝日系列で放映されいたテレビアニメ、その続編として2020年からEテレで放送されているテレビアニメ、そしてその繋ぎとして2012年~2017年に上映されたアニメ映画を指すのが一般的となっている。
しかし、実はそれ以前にも一度『かいけつゾロリ』は何度かアニメ化されている。その初代アニゾロがアマダアニメシリーズとして1989年に発売された『かいけつゾロリ(OVA版)』なのである。
『ドラゴンたいじ』『きょうふのやかた』『まほうつかいのでし』が最初に発売され、翌1990年には『大かいぞく』『ゆうれいせん』『チョコレートじょう』のアニメ化が発表されたものの、発売を予定よりも延期した末に、結局発売中止となった挙句、前3作もDVD化もされていないため、現在視聴するには中古で購入する以外の手段はなく、いわば幻の作品になっている。原作者から完全に黒歴史的なスルーをされていたというわけでもなく、原作版『きょうふのゆうえんち』や『かいけつゾロリぴあ』で今シリーズのことが言及されていたりもする。
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封印作品- 厳密には違うが公式が表に出したがらない
日テレ版ドラえもん、初代遊戯王/東映版遊戯王- 本作と同じように公式が表に出したがらない作品。どちらもテレビ朝日が関係している事も共通しており、ゾロリとドラえもんはテレビ朝日版(ゾロリは後にEテレに移籍)がメディアミックス活動の基盤なのに対し遊戯王(こちらは、テレビ東京版がメディアミックス活動の基盤)はゾロリとドラえもんとは対照的にテレビ朝日版が封印作品となっている。特に遊戯王とは『原作者から完全にに無視されていない』辺り案外良く似ているかも知れない。なお、日テレドラえもんは本作や初代遊戯王とは対照的に原作者から完全に無視されている。