概要
CV:風間万裕子
白いウサギの姿をした一角兎(アルミラージ)の異端児(ゼノス)。外見からは分からないが性別はメスである。
青いチョッキの様な戦闘服を身に着けており、壊れた懐中時計を胸にかけている等、ルイス・キャロルの童話『不思議の国のアリス』に登場する『三月兎』を彷彿とさせる姿をしている。リドやレイの様に人間の言葉を話す事は出来ず、常に「キュー」という鳴き声を出すが、異端児の仲間達とは意思疎通が出来る。
通常のアルミラージ達と異なって、特徴である額の角は持っていない上に戦闘力も皆無に等しく、普通に可愛いウサギにしか見えない為、異端児達の中でも色々な意味で無害な存在と言える。
同じ異端児の中でも、黒犬(ヘルハウンド)の異端児であるヘルガと行動を共にする事が多いが、非常事態になると見捨てられてしまう事も。
「白いウサギ」という外見をしているからなのか、それに例えられるベル・クラネルに対し、一目見た時から懐いている。
また、ウィーネにとってもベルを思い起こさせる存在となっているらしく、新たに仲間入りした際も彼女にとって大のお気に入りとなっているが、アルルの方は嫌であるらしく、自身をウィーネを泣き止ませる為の抱き人形(生贄)にしたフィアに怒っている(本編10巻とらのあな特典SSより)。
同胞達の何人かが【イケロス・ファミリア】の冒険者達に殺された上にウィーネ達が連れ去られた事で残った同胞達が怒り狂って地上に進出した際、リドに頼まれる形でヘルガと共に迷宮(ダンジョン)の隠れ里に向かっていたアステリオスに助けを求め、『人造迷宮クノッソス』を通じる形で地上へと出る。
その後は、【ロキ・ファミリア】のティオナ・ヒリュテと戦闘になるが、必死に応戦するも敵うはずもなく、デコピン一発で返り討ちに遭う。
しかしその後、ヘルガと共に同胞達とはぐれていたところを【ミアハ・ファミリア】に所属するカサンドラ・イリオンによって保護される(カサンドラは『兎のお守り』という予知夢を見ており、それがアルル達を助ける動機になっている)。
結果的に、この時の出来事が後に迷宮への遠征任務を言い渡された【ヘスティア・ファミリア】を中心とする派閥連合が助かる切っ掛けとなり、また世話をしてもらった事からカサンドラに懐くに至った模様。