解説
正式タイトルは「デッドプール:SAMURAI」。
ウェブサイト「少年ジャンプ+」にて2020年12月10日から2021年6月24日にかけて連載。全16話。
MARVELコミックのアンチヒーロー・デッドプールを主人公としている。
元々は、ジャンプ+とマーベルのコラボ企画にて2019年10月16日に読み切りが発表され、1年を経て短期集中連載となった。
第四の壁をやぶってメタ的な発言をするデッドプールというキャラクターを最大限に生かし、ウェブ媒体という特性を生かした構成(Appleミュージックのリンクボタンをつけてクリックすると音楽が流れると見せかけて流れなかったり、無理やり話を終わらせて評価ボタンページに偽造したページを差し込んでみたり)、マーベルのみならず、作者の過去作品「ツギハギクエスト」を始めとする週刊少年ジャンプ本誌やジャンプ+の連載作品どころか他社の漫画作品すら巻き込んだ、文字通り破天荒な内容となっており、連載中は最新話発表の度にTwitterでトレンド入りしていた。
ストーリー
今日も今日とてふざけながら悪の組織を壊滅させたデッドプールは、アイアンマンからアベンジャーズ公認の日本のヒーローチーム「サムライスクワッド」に勧誘される。法外な報酬に釣られて日本に訪れたデッドプールを迎えたのは、現地のヒーロー・サクラスパイダー、そして虎視眈々と悪事をたくらむロキであった。
ネタバレ
最終回で本作はデッドプールが描いた漫画であり、劇中劇であることが明かされた。一応、「日本での出来事を書いたノンフィクション」とは言っているが、書いてるのがデップーなので、どこまで信じるべきだろうか……。
本作を集英社、少年ジャンプ編集部に持ち込むシーンで物語は幕を閉じる。
ちなみに本作の単行本は集英社のジャンプコミックスとして発行されているので、本作に登場したマーベル作品のキャラ以外は、全てMARVELユニバース入りしていないことが明らかになった。なぜならMARVELユニバースとは、マーベル・コミックス社が発行したコミック作品であることが条件なので、ジャンプ作品は入れないのである。